猫の名前

 ペット用保険を扱うアニコム損保が、2月22日の“猫の日”に合わせ『第6回 猫の名前ランキング』を本日発表した。2009年2月1日~2010年1月31日までに、ペット保険「どうぶつ健保」に新規加入した0歳の猫、5,486頭の名前を集計した結果は、昨年5連覇を達成し不動の人気とされてきた【モモ】をおさえ、【ソラ】が初の首位を獲得した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100217-00000012-oric-ent

ホーリー・ゴライトリーの飼猫同様に名のない『吾輩は猫である』の猫は、
ビールで酔っ払い、水の入った大きな甕(かめ)の中へ落ちて、ついに死を覚悟し「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい」と観念する。
物語はそこで終っております。
長山靖生の『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書)212ページには、他の作家がこの猫を生き返らせ後日譚を書いているとあります。それだけ誰でも知っている小説だったということなんでしょう。
ちなみに酔っ払った「吾輩」が踊りたくなった「猫じゃ猫じゃ」の猫は猫のことでなくて「芸者」のことです。

猫というと黒猫のジャケット写真でおなじみのジミー・スミス「The Cat」を思い出します。
これはいわゆるファンキーの流れを汲むソウル・ジャズということになります。

Jimmy Smith Quartet – The Cat

ジミー・スミスは「ザ・サーモン」というのも作ってますね。
これは鮭(salmon)じゃなくて、牧師の説教(sermon)のこと。
猫にかつぶしならぬ、「猫」の耳に念仏といったところでしょうか。

Jimmy Smith – The Sermon (1964)

そういや、ジミー・スミス、ブルック・ベントン、ミック・ハーヴェイらが、1961年(日本公開は62年)のアメリカ映画『荒野を歩け(Walk on the Wild Side)』のテーマ曲(ルー・リードのは同名異曲)を取り上げてます。
映画の冒頭で、土管から顔を覗かせてる黒猫が映し出されるんですが、
ジミー・スミスはあれ見て「The Cat」を作ったのかもしれません。

Walk on the Wild Side (1962)

Donald Byrd – The Cat Walk

 

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猫の日だそうで。

Sonny James – The Cat Came Back(1956)

(2010年2月22日)

追加記事

「飼い主さんをとっておきの方法で起こす」! その決定的瞬間が、動画サイトyoutubeに投稿されておりました。
ニャンコさんの名前はBoo。彼は毎朝必ず飼い主さんのお部屋の前まで行き、ドアの奥へそっと前足を差し入れるのだそう。

http://www.news-postseven.com/archives/20120418_103150.html

Cat Alarm Clock

餌への執着ですね。
(2012年4月18日)

トランペットは青春の調べ

佐賀県伊万里市に「黒澤明記念館」の建設を計画している財団法人「黒澤明文化振興財団」(同市)が、集めた寄付金約3億8800万円を決算報告書に記載していなかった問題で、黒澤久雄同財団理事長は19日、伊万里市議会の全員協議会で「寄付金は運営資金に使った」と明らかにした。財団側はこれまで市などに「寄付金は保管している」と説明していた。
 黒澤理事長はこれまでの虚偽説明を認めた上で「責任を痛感している」とし、記念館建設を目指して活動を続ける方針を改めて強調した。全員協議会後の記者会見でも「何も悪いことはしていない。だましたつもりはない」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000105-jij-soci

財団理事長の黒澤久雄氏らは19日、市議会全員協議会で、寄付金の大半は仮施設の運営などで使い果たしていたと明らかにし、「申し訳なかった」と陳謝した。
 また、財団に残っている現金や預金はほとんどなく、建設資金調達のめどが立っていないことを認めた。
 財団はこれまで、「3億8800万円の寄付金は保管している」などと市に説明していたが、田畑稔常務理事は「本当のことを言えば、黒澤明生誕100年を記念するイベントへの協力が得られなくなると思った」と釈明した。
 黒澤理事長は、建設計画を継続する考えは示したが、開館時期については「いつまでと明確には言えない」と述べるにとどまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000644-yom-soci

週刊誌にメチャクチャ悪い奴のように書かれてたので、どうなってるのかと思いましたが・・・
クロパンこと黒沢久雄といいますと、ザ・ブロードサイド・フォーのリーダーだったこと、森山良子をフォークの世界に誘ったこと、、、あと、何ですかねぇ。
あのころ「高等遊民」という言葉がリバイバルしてましたけど、北山修のように若者のオピニオン・リーダーだったわけでもないですから。
やはり黒沢明監督の息子以上のものではなかったのかもしれません。

(右上)シングル「若者たち」c/w「青い鳥が鳴いている」ザ・ブロードサイド・フォー 1966年9月
「若者たち」の作曲は、佐藤勝。
日本の映画音楽では一番好きな作曲家でして、昔この方のLP全集を買っております。
金管楽器の使い方に特徴があり、聴けばこの人の作品だなとわかることが多かった。
一曲挙げるとすれば、私は『戦争と人間』メインテーマということになります。

ザ・ブロードサイド・フォー – 若者たち(作詞:藤田敏雄、作曲:佐藤勝)

  ※(追記:この動画は削除されました

ザ・ブロードサイド・フォー – 星に祈りを(夜空の星)(作詞・作曲:佐々木勉)

  ※(追記:この動画は削除されました

戦争と人間 第三部 OP (第一部・第二部 解説) – テーマ音楽付(作曲:佐藤勝)

 

CD『高橋大輔 ~フェイヴァリット・ミュージック~』
タイトル(英名):『DAISUKE TAKAHASHI FAVORITE MUSIC』
アーティスト:岸義和(tp)/土屋玲子(vn)/Isao Saito
レーベル:(株)ポニーキャニオン
発売元:(株)ポニーキャニオン
ディスク枚数: 1枚(CD1枚)
総曲数: 11(アルバム)
収録時間: 38分49秒
品番: PCCR-491
フィギュア・スケート選手の高橋大輔が大会で使用した楽曲のベスト盤。2009年から2010年のシーズンに使用することが決まった「道」「eye」をはじめ、ショート・プログラムやフリー・スタイルで使用した曲を、プログラムそのままのサイズで収録。
曲目タイトル:
1.eye – coba [2:59]
2.道 (映画「道」より) – Yoshikazu Kishi [4:48]
3.Luv Letter – DJ OKAWARI [3:16]
4.白鳥の湖 – Reiko Tsuchiya [2:56]
5.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 (第1楽章より)[2:53]
6.オペラ座の怪人 (ミュージカル「オペラ座の怪人」より)[2:47]
7.ロクサーヌのタンゴ (映画「ムーラン・ルージュ」より)- スティング [2:56]
8.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 (第1・2楽章より)[4:43]
9.ノクターン(「シングス・フロム・ア・シークレット・ガーデン」より)- シークレット・ガーデン [2:32]
10.アランフェス協奏曲 – Isao Saito [4:44]
11.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 (第1・2楽章より) [4:15]

バンクーバー冬季五輪第7日の18日(日本時間19日)、フィギュアスケート男子フリーで、銅メダルを獲得した高橋大輔(関大大学院)。
彼が使った音楽が1954年のイタリア映画『道(La Strada)』(監督:フェデリコ・フェリーニ)の主題曲『ジェルソミーナ』(作曲:ニーノ・ロータ)で、このことでこの曲が若い人に注目されているようです。
私はこの映画はなんだか哀れに過ぎて、好きだなぁとかいう気持になれないんですが、曲はもう名作中の名作で、私のフェイヴァリット・ソングです。
浅井英雄氏の曲目解説によれば、

 1954年のイタリア映画「道」の主題曲で、「アンナ」「太陽がいっぱい」「甘い生活」などに作曲したイタリアの映画音楽家ニーノ・ロータの作品である。
 アメリカでは1954年に英語詩がつけられ「ユー・アンド・ユー・アローン」という題の歌になった。スリー・サンズ盤がS盤に登場したのは56年5月新譜で、このときの日本語の題が「きみ、きみひとり」だった。
 余談になるがこの旋律はドヴォルザークの「弦楽セレナーデ」(ホ長調作品22・第4楽章一ラルゲット)の第一主題にヒントを得てつくられたものと思われる。
 なおニーノ・ロータは、映画音楽家というよりも、むしろクラシック畑で活躍した作曲家といってよいだろう。シンフォニーやコンチェルト、それに器楽曲にオペラまで書いている。
<LP『想い出のS盤アワー Vol.3』(1977年)ライナーノーツより一部引用>

とのこと。

Dvorak Serenade for Strings 4rd & 5th mov. Konsi Strings Zurich
Philip A. Draganov

 

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 佐賀県伊万里市に予定された「黒澤明記念館」建設計画で、事業主体の黒澤プロダクションが建設を事実上断念し、市内に開館中の同記念館サテライトスタジオを改修して記念館とする案を市に示していることが7日わかった。
 同日会見した塚部芳和市長によると、提案は4月27日付で黒澤プロから届いた。「大規模記念館は現実的ではない」と書かれており、塚部市長は「建設は不可能という意味だと思う。資金計画のめどが立たないためではないか」と話した。
 計画では、記念館は映画学校や複合型映画館、ギャラリーなどで構成され、監督生誕100年にあたる今年中のオープンをめざしていた。しかし、今年1月、建設目的で集めた寄付金など約3億8800万円の大半が、1999年に開館したサテライトスタジオの改修費などに使われていたことが発覚。市は黒澤プロなどに見直した計画の提示を求めていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100507-00000677-yom-soci

塚部芳和市長は黒澤明文化振興財団(黒澤久雄理事長)に対する憤りをあらわにした。
 市長によると、財団から4月末に届いた文書はA4判の用紙1枚分と数行だけで、あまりにそっけなかったという。文書はサテライトスタジオの改装による記念館発足を提案しているものの、具体的な内容はなかった。また、3月に交わした覚書で提出することになっている資金計画についても触れていなかった。
 市長は、財団の誠意のなさに「向こうとしてはこの回答で約束を守ったとしたいのだろうが(簡単に)そうですかというわけにはいかない」と、ぶぜんとした表情を見せた。

http://mainichi.jp/area/saga/news/20100508ddlk41040469000c.html

こうした報道が管理能力のみならずモラルも欠如しているという話にますます信憑性を与えています。
今ならまだ手が打てる。最後のチャンスでしょう。

映画というのは総合芸術ですから、如何な名監督でも独力でやれることはたかが知れてます。
黒澤作品といったってそもそも映画会社の資本があったればこそ。
サラリーマンでも時々いますね、会社の力を自分の力と勘違いしている御仁が。
(2010年5月8日)

 

追加記事

 佐賀県伊万里市に記念館建設を計画していた黒澤明文化振興財団(黒澤久雄理事長)のずさん運営問題で、同市の塚部芳和市長は7日、財団側が記念館建設に絡む権利金1億500万円を返還する意向を示していることを明らかにした。
 市によると、市と財団側の顧問弁護士同士が今月4日に協議。市側は、財団が提案していた現在の仮施設を記念館に改装する案を拒否することを伝えた。財団側は了承し、権利金を返還する考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100607-00000046-mai-soci

返せるうちに返した方がいい。
(2010年6月7日)

追加記事

 黒澤明記念館の建設中止に伴い、伊万里市中心部で11年以上運営されてきた「黒澤明記念館サテライトスタジオ」が、来年3月末までに閉館することが正式に決まった。市が支払った権利金の返還も合意に至ったが、約3億8800万円の寄付金の返還や市が支出した造成費などの扱いは、なお不透明のままだ。市民からは「商店街が寂しくなる」と不安の声も上がった。
 「今よりもっと人通りが減るのは確実。商店街にとって無いよりあった方が良い」
 15日の伊万里市議会全員協議会で、閉館が明らかになった同市の本町名店街にあるサテライトスタジオ。近くの自営業女性(82)は、商店街の将来を真っ先に憂えた。
 サテライトは、記念館が出来るまでの臨時施設として99年4月にオープンした。伊万里信用金庫が市に無償貸与した旧本店の建物を財団に無償貸与。11月2日付の合意で、使用貸借契約が解消されることに伴い閉館が決まった。
 全員協議会では、企業や個人から集めた寄付金の返還と、市が権利金とは別に支出した建設予定地の造成費など約3億5千万円の扱いにも、議員から質問が相次いだ。
 寄付金返還について、市側があくまで「寄付した人の判断」と説明すると、議員の1人は「市も寄付を募った。あとは当事者で、では納得されない」と追及。塚部芳和市長は「(市に)道義的責任はある」と認めたが、市の具体的な対応は不明だ。

http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001011150003

寄付金の使い込みと隠蔽の問題はあとを引きそうです。
(2010年11月16日)