そよ風の日曜日、想い出のラスト・キッス

ペパーミント・レインボウ(Peppermint Rainbow)の1969年の大ヒット『そよ風の日曜日(Will You Be Staying After Sunday)』のドイツ語カバー。
いささか賑やか過ぎる嫌いはあります。
歌ってるエディナ・ポップ(Edina Pop) はのちに、第24回ユーロビジョン・ソング・コンテスト(1979年)に西ドイツ代表として応募するため結成されたジンギスカンへ参加し、『ジンギスカン』や『めざせモスクワ』などをヒットさせています。

Edina Pop – Die Party steigt am nächsten Samstag
(Will You Be Staying After Sunday)
(音が大きいので注意)

アーヴィング・マーティンがプロデュースしたRoyalty(Lady Jane and The Royaltee)というグループも『そよ風の日曜日』をカバーしています。こちらは完全にソフトロック的アレンジ。

Royalty – Will You Be Staying After Sunday

おなじみのこの曲も演ってます。

Royalty – Let’s Ride

あれこれと音楽を聴いてきて、自分の中の「境界」というものを感じます。西暦でいえば1971、2年。
74年ともなると、たとえそれがいい曲であることが分かっても、その曲の時代性がどうしても肌に合わない。これはもう理屈以前の、感覚的なことですからどうしようもないですね。
たとえば、次の曲。
スウィンギン・ブルージーンズ、エスコーツ、ホリーズなどに在籍していたテリー・シルベスターの1974年のシングル。

Terry Sylvester – End Of The Line

これが名曲であることに異論はありません。ただ私にはそれ以前の時代の音楽に感じる魅力をまったく感じることができないんです。
わざとぎりぎりアウトの微妙な曲をもってきましたが、それはこの曲がちゃんと1974年の音になってるからでして、特に他意はない。
なにもこの曲に限った事ではなく、そういう違和感を当時私はリアルタイムで日々感じておりました。
1970年ごろから次第に同時代のポピュラーソングに飽き足らなくなり、時代をさかのぼり戦前・戦後のブラック・ミュージック、ロックンロール、ポップスその他いろいろ聴くようになりまして、ますます現代とは疎遠になっていった・・・。
1972年のある日、私は<私の生きた時代は終ったな>とはっきりとそう感じました。
そんな風でしたから、私が同時代音楽を聴いてきて、たどり着いた終着点といいますか、ゴールは、例えばこんな曲でした。

Brotherhood Of Man – Save Your Kisses For Me(TOTP 8-04-1976)

ブラザーフッド・オブ・マンの『想い出のラスト・キッス』。
第21回ユーロビジョン・ソング・コンテスト(1976年)の英国代表曲で1位を獲得してます。
よく出来た曲ですが、日本の中学生でも分かる平易すぎる歌詞、やけにフレンドリーな笑顔、おまけにあの確信犯的なブリッコ振り付けですからねぇ、内外で「ありゃりゃー」って呆れられた作品でした。
なによりもサウンドが古かった。ABBAよりも後ですよこれが。トニー・オーランドのグループ「ドーン」が1970年代初頭にさんざんやらかしたスタイルじゃないですか。最初に聴いたとき72年ころのものかと勘ちがいしたくらいです。
これはいってみれば、私の聴盤人生同時代編(?)における、忘れたころに打たれたピリオドのようなものでした。

チェコ語のカバー
Helena Vondráčková & Jiří Korn – Já půjdu tam a ty tam

ところで、出だしのメロディ、この歌に似てませんか?

Bobby Vee – Objects of Gold(1967)

これも同工「いい曲」です。

Brotherhood Of Man – My Sweet Rosalie(1976)