昔みたいなサウンド

音楽活動は、基本的にオリジナルを作ってヒットさせないとあまり儲からないし、なかなか評価されないということがあります。
しかし斬新なサウンド、独創的なメロディなど今さらおいそれと作れるもんじゃない。これからはますますそうでしょう。
1980、90年代をふりかえって、そういうものがあったかどうか。私はちょっと首をかしげる。
たとえばキャブ・キャロウェイあたりも言ってますが、ヒップホップの核となったラップやブレイクダンスはすでに1930年代の黒人芸能に現れてましたし、ヒップホップの次に来るものは何かというのが、30年近くたってもまだ出てきていない。
科学技術や医学の分野ではまだまだ発展の余地があるでしょうが、人間の文化という点では、どうもこう、行き詰まってるんじゃないか、と いう気がします。直線的に発達・発展していく時期はそろそろ終りで、これからの人類文化は過去に成立したいろいろな形態を再生・再利用する、そういう、よく言えば「成熟した段階」に達しているような気がします。
文化創造の時代は終ってしまったのか、はたまたこれからも続くのか……私はできればひとり千年も万年も生き延びて、それを確かめたいんですよ。

もうとっくに解散してしまったスウェーデンのGirlfrendo(ガールフレンド)。
バリー・マンのカバーで「We Put The Bomp」とかやってたそうで。
これは初期モータウン・テイストながらおしゃれな感じ。

Girlfrendo – Cat Heaven

Girlfrendo – Air

こちは今風かな?

Girlfrendo – Sad Birthday

そういえば日本でもスクーターズとかいましたね。

 

この人たちもスウェーデン。

Eggstone – Wrong Heaven

1968、9年ころの出来の良いソフト・ロックといわれたら「そうか」と思ってしまうサウンド。

 

イギリスのザ・ピペッツ。
オールディーズ・ポップスの雰囲気を持ったオリジナルをやってる人たち。

The Pipettes – Because It’s Not Love(But It’s Still A Feeling)

<おまけ>
「コマネチ」と「なんでだろ~」をやってるように見えるPV
The Wannadies – Little By Little

青春の哀歓を紡いだ作詞家 丘灯至夫逝く

「高校三年生」などの作詞家として知られた丘灯至夫(おか・としお、本名・西山安吉=にしやま・やすきち)さんが24日午前4時2分、腎不全のため東京都内の病院で亡くなった。92歳。葬儀は近親者だけで行い、お別れの会を後日開く予定。喪主は妻ノブヨさん。
 福島県生まれ。西条八十に師事し、1937年に作詞家としてデビュー。NHKを経て42年、毎日新聞社に入社。49年、同社に在籍(72年に退職)しながら、日本コロムビア専属の作詞家になった。舟木一夫さんが歌った「高校三年生」(63年)が大ヒットし、日本レコード大賞作詞賞を受賞した。88年、勲四等瑞宝章を受章。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000048-mai-soci

「高校三年生」「高原列車は行く」「襟裳岬」「カチューシャ」「あこがれの郵便馬車」「東京のバスガール」「山のロザリア」「涙の敗戦投手」「みなしごハッチ」・・・
作詞・訳詞の代表作の中で、私自身にパチッとくるのはこういうのです。
舟木一夫の「涙の敗戦投手」は不思議な歌ですね。試合の熱闘そのものではなく、敗者にまなざしを向けている。こういう視点は、実は現代の歌作りでも立派に通用するんじゃないか、と思います。
ご本人が告白してるように、恋愛の歌が少ない。かといって生真面目一方でもない。そのへんの微妙なバランスがこの方の作風の魅力でした。