1948年12月初演のミュージカル「キス・ミー・ケイト」。
シェイクスピア喜劇「じゃじゃ馬ならし」に出ることになった、元夫婦の話。
パンパンと尻を叩く「スパンキング」の場面があり、悠長に「阿古屋の琴責め」なんぞをしてるバヤイではないと得心した次第。

ミュージカルでは、歌が筋の進行にどれだけ関わってるかで、ドラマの濃淡が決まってきます。これは時間的制約でもあるわけで、そのため容易に想像のつく結末となるのが普通です。興味の対象は「どうそこへたどり着くか」とか、演技はどうか、曲は良いか、歌唱はどうか、といったことになるわけです。
さらに劇中劇が入る構成ですと、そこに時間が取られるため、人物関係や行動の必然性が分かりにくくなるというリスクが出てきます。
「キス・ミー・ケイト」の場合は、同じ舞台を務めることになった、別れたばかりの役者夫婦が主人公。はたして焼け木杭に火がつくのか、それともそれぞれ新しい恋人と結ばれて、二倍のハッピーエンドを迎えるのか、それは見てのお楽しみですね。
その「キス・ミー・ケイト」のナンバー「ソー・イン・ラブ」は日本では「日曜洋画劇場」のエンディング・テーマとしても知られていました。
「シャレード」とか「雨の訪問者」のサントラを最初に聞いたとき、どこかしらこの曲の雰囲気が感じられたような記憶があります。
- ソー・イン・ラヴ – ウィキペおたく百科事典 – livedoor Wiki(ウィキ)
- モートン・グールド編曲の《ソー・イン・ラヴ》、あるいは『日曜洋画劇場』の旧エンディング・テーマ
- 『Curtain Time』モートン・グールドのピアノと彼の楽団(CBS columbia ML-4451) – ムード・ミュージックの楽しみ
- 日曜洋画劇場の元エンディング・テーマについての情報の扱い
- モートン・グールド – Wikipedia
- 日曜洋画劇場 – Wikipedia
- 五線譜のラブレター De-Lovely
Kiss Me Kate – Original Trailer 1953
MGMが映画化したときの予告編。
Morton Gould – So in Love
「日曜洋画劇場」でおなじみのモートン・グールド盤。
Frederick Fennell – So in Love(1961)
1961年のLP「Music In Depth f:35d」より。
Ella Fitzgerald – So in Love
エラ・フィッツジェラルドのヴァーヴでの録音「シングス・ザ・コール・ポーター・ソングブック」より。
オペラ的発声ではないボーカルでは最高のものと云われてます。
ジャズ演奏では、
ハンプトン・ホーズ「ザ・トリオ Vol.1」
ミルト・ジャクソン「バラッズ&ブルース」
アート・ペッパー「ソー・イン・ラブ」
チック・コリア「アコースティック・バンド」
レイ・ブライアント・トリオ「リトル・スージー」
フレッド・ハーシュ・トリオ「ダンシング・イン・ザ・ダーク」ほか
菊地雅章「ラブ・ソング」ほか
マーク・コープランド「ソフトリー」
などの評判がいいみたいですね。
Patti Page – So In Love
Jane Morgan – So In Love
Susan Maughan – So in Love(1962)
※(追記:この動画は削除されました)
Fred Hersch – So in Love(Chivas Jazz Festival, 2002)
フレッド・ハーシュ(ピアノ)のライブ。
Julie Andrews – So in Love
ジュリー・アンドリュース、1958年の録音。
ジュリー・ロンドンのボサノバ風。アルバム「All Through The Night」より。
1971年「ボンソワール・コール・ポーター」(フランス)の映像。
この方はロンドンで活躍してるニュージーランド出身のオペラ歌手のようです。
コール・ポーター夫妻を描いた映画『五線譜のラブレター De-Lovely』の一場面。
嫌味のないスッキリした歌唱。好感が持てます。
ベルギー生れの歌手。
サンフランシスコのベイ・エリアを中心に活動している歌手だそうです。
2004年のアルバムから。
どうやらこの( ↓ )ミュージカルの映像(2002年)のようです。
ポーランドの歌手。
男性歌手のものでは唯一、私が最後まで聞いたテイクです。
ギリシャ版のようですね。音がデカいな。
2006年12月の映像。
スロベニアで開かれたコンサート。ピアノは日本人。
Rachel York – So in Love
ブロードウェイで活躍するレイチェル・ヨークによる歌唱。
やはり昔の人とは声の出し方が違います。