タバコをやめて、今年でもう十数年になりますかね。
もともと呼吸器が弱く、風邪をひくと長引く子供だったくせに、映画の仕事をするようになってからナマイキに吸うようになりまして。
銘柄は一通り吸いました。
両切りのゴールデンバット(左)とか珍しいのまでいろいろね。
止めた理由は咳が止まらなくなったから。
ホントに止まらない、喘息状態。
で、やめると決めたら、私は意志が強いのでスパッとやめちゃった。
以後まったく吸ってません。
あの咳がなかったら今でも吸ってたかもしれませんね。
そうこうしてるうち、タバコを吸うのが、世界的に「カッコ悪くて無神経」ということになりまして、喫煙自体が世を憚られることになってしまった。
まぁその流れでいいのでしょう。
(右)園遊会参加者にかつて下賜されていたタバコ(日本専売公社謹製)。
10本のタバコが、縦8.3センチ、横8・9センチ、高さ1.3センチの厚紙の箱に入っていて、
その1本1本に金色で菊の御紋章が印刷されています(写真下)。
なぜ私が持ってるかって?
そんなことは言えまセン。

タバコの歌。
私は童謡歌手平井英子とデブ役者岸井明の歌った昭和12年のコミックソング『たばこやの娘』が真っ先に思い浮かびます。これはなかなかよく出来た歌で、現代人でも共感できるような歌詞ですね。ただ今なら「たばこや」でなくて「コンビニ」とかですか。
(左上)佐川ミツオ、渡辺マリ『煙草屋の娘』ビクター1961年発売。
1960年代前半、各レコード会社は人気の若手に過去のヒット曲を歌わせる、いわゆる『リバイバル』路線を推進していて、佐川・渡辺のこのレコードもその1枚。『君恋し』『人生劇場』『無情の夢』『雨に咲く花』はそうした路線の成功作でした。
昭和16年9月、高峰秀子が『煙草屋の娘』という、歌いだしがやや似てるレコードをポリドールから出してますが、平井・岸井のとは別な歌です。
洋楽では1947年6月、キャピトルがリリースしたテックス・ウィリアムス(Tex Williams & His Western Caravan)のウェスタン・スイング『Smoke! Smoke! Smoke!(That Cigarette)』などはどうでしょう。
タバコの歌としては有名で、当時大ヒットしました。ビル・ヘイリーあたりのサウンドとは一線を画す“大人の品格”が感じられる一曲です。
あとは何がありますかね・・・ずっと後の、ザ・ナッシュビル・ティーンズの『タバコ・ロード』まで、今ちょっと記憶にありません。
以下 、YouTubeで見つけたタバコ関連の音楽。
Anita Lindblom – Cigarettes
スウェーデンの歌手が歌うタバコソング
- YouTube – Pink Floyd – Have a Cigar
- YouTube – Cigarette Song from The Black Angels (1970)
- YouTube – Flogging Molly – Tobacco Island
- YouTube – The Tobacco Song
- YouTube – Brad Paisley – The Cigar Song
- YouTube – Cigarette Song (The Book on Jogging)
日本の歌では喫煙そのものよりもその煙のほうが意味を持ってる感じです。
煙草のめのめ ※大正8年
黒いパイプ/近江敏郎、二葉あき子
煙草が二箱消えちゃった/井上ひろし
ヨイトマケの唄/丸山明宏(美輪明宏)
ベッドで煙草は吸わないで/沢たまき
タバコの火を消して/由美かおる
プカプカ/ザ・ディランII(読みは、ザ・ディラン・セカンド)
夜が明けて/坂本スミ子
煙草のけむり/五輪真弓
ブルーのけむり/小波月子(さざなみつきこ)
タバコの煙りはきらい/クレオとパトラ (1971年)
ぼくの好きな先生/RCサクセション
待ちぼうけ/古井戸
別れたばこはやめて/みさき ひろ子
自由の鐘を二人に/あおい輝彦
華麗なうわさ/フィンガー5
ゴロワーズを吸ったことがあるかい/ムッシュかまやつ
消えていくもの/吉田拓郎
ドリフのラバさん/ザ・ドリフターズ ※「タバコは 毒よ」
うそ/中条きよし
ひとり酒/ぴんから兄弟
アメリカ橋/山川豊 ※これはタバコをやめたという内容。
セブンティーン/坂本九
たばこの煙/バンバン
もう戻れない/桜田淳子
それぞれのテーブル/ちあきなおみ
愛のために死す/ちあきなおみ
たばこのみ/奥田民生
眩しい雨/斉藤和義
煙はいつもの席で吐く/安藤裕子
都会/NSP
FINALLY/ユニコーン
ケダモノの嵐/ユニコーン
自己嫌悪/井上陽水
ハイティーン・ガール/ジョニー大倉
Let Me Know, Let You Know/AIR
二人結び/Bahashishi
SNOW/B’z
Breezin’/CORNELIUS
寝台特急/DAYS
好きだけじゃだめなんだ/Dreams Come True
それでも/GRAPEVINE ※たばこ屋の壁。
In A Smoky Mood/Medby
@ the same time/nobodyknows+
クラブ/ブリーフ&トランクス
SENTIMENTAL GIRL’S VIOLENT JOKE/NUMBER GIRL ※草たばこをキメる。
HIGHWAY STAR/PRINCESS PRINCESS
パパ/PRINCESS PRINCESS
タバコ・ロードにセクシーばあちゃん/サザンオールスターズ
センチメンタルを越えて/藍坊主
サラバ/THE BOOM
染まるよ/チャットモンチー
waymarks/関俊彦、保志総一朗、平田広明
浮雲男/エレファントカシマシ
I▽U/THE★SCANTY
愛と正義のストライクメドレー/ストライク男(堀秀行)withストライク少女隊
鉛の朝/SPARKS GOGO
FEEL SO SAD/The Street Sliders
この唄が届くまで/WENDY
Myself,Yourself/ZZ
真っ白/キンモクセイ
レモン気候/金井夕子
Loveだよ☆ダーリン/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)
ちなみに、関ジャニ∞もカバーしている笠置シヅ子の『買物ブギー』では頼まれた品物の中に「たばこと仁丹」が入ってました。
不良少年の喫煙、というイメージで、世の良識に真正面からぶつかっていったのが、例の『スモーキン・ブギ』でした。



(上左)ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンド『スモーキン・ブギ』東芝EMI1974年12月発売。
(上中)シャ・ナ・ナ『スモーキン・ブギ(SMOKIN’ BOOGIE)』日本コロムビア1975年11月発売。
(上右)嘉門達夫『スモーキン・ブギ レディース』ビクター エンタテインメント 1994年1月1日発売。
シャ・ナ・ナ盤は同曲の英語バージョンで、よりテンポアップされ、彼ら流のキラキラした50年代ロックンロールに仕上がってます。B面は『ウィア・スティル・スモーキン(WE’RE STILL SMOKIN’)』という曲。
シャ・ナ・ナが所属するブッダレーベルの制作なので日本盤は洋楽扱いでした。アメリカでリリースされたどうかはあたしゃ知りません。
作詞・作曲のクレジットはRyudo Uzakiとなっています。ということは、ほぼ直訳の英語詞は宇崎竜童本人の手に成るものでしょうかね。
この年11月23日に来日したシャ・ナ・ナは、ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンドと共演する形で、11月28日から12月1日まで東京、神戸、名古屋でコンサートを行いました。
『スモーキン・ブギ』ですが、これは当初より指摘されてるようにエルモア・ジェイムズの『シェイク・ユア・マネー・メイカー』のイントロをそのまま借用しております。
ジョン・リトル・ジョンやハウンド・ドッグ・テイラーも録音してる人気曲でして、マジック・サムなどは『ロール・ユア・マネー・メイカー』と改題して、けたたましいエレキギターサウンドで発表しています。
追加記事
明治のたばこ王・村井吉兵衛(1864~1926)が興した「村井兄弟商会」の旧たばこ工場(京都市東山区渋谷通本町東入ル)が解体されることが19日、分かった。取り壊し工事はすでに始まっており、近代京都の歴史を物語る赤れんが建造物を惜しむ声が上がっている。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009061900077&genre=K1&area=K00
レンガ造りの建物は風情があっていいですね。
ただ地震や老朽化で倒壊の危険があるのも確かで、致し方ないのでしょう。
- 『村井兄弟商会のたばこ工場跡』 京都府 > SMOKERS’ STYLE
- 旧村井兄弟商会たばこ製造工場
- 京都ひとり歩き - yume_cafe – 旧村井兄弟商会
- たばこの歴史と文化-明治以降のたばこ文化:明治のたばこ商たち(2)
- 関西今昔建築散歩: 関西テーラー(旧村井兄弟商会たばこ工場)
- js garden:関西テーラー(旧村井兄弟商会煙草工場)
- 村井兄弟商会煙草工場解体工事 – 京都 自然住宅のいたや工房
(2009年6月19日)
追加記事
インドネシアの2歳の幼児が重いたばこ中毒に侵されていることが中国メディアで報じられた。
この2歳の男の子ArdiRizal君は毎日40本の煙草を吸っているとのことですでに身体を動かすことも困難な状況になっているという。
この男の子の両親は禁煙させようとしているが、完全にたばこ中毒となっているため、すぐに狂ったように怒り出し、たばこを止めることができないとのこと。http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0528&f=national_0528_016.shtml
インドネシア:たばこ天国 喫煙、進む低年齢化
たばこ、たばこ、である。街頭の広告にも、露天にもさまざまな種類が並び、至る所で紫煙をくゆらせる子供たち--。安価で規制のほとんどない「たばこ天国」インドネシアで、未成年の喫煙者増加が深刻な問題となっている。規制強化を求める声は強いのに、政府が積極的な対策に乗り出さないからだ。http://mainichi.jp/select/world/news/20100531ddm012030079000c.html
世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアはタバコ栽培が盛ん。
イスラムの戒律では喫煙禁止なのに、どうしてなんでしょうね?
子供の喫煙はひどい。完全なる虐待です。
(2010年5月31日)
追加記事
日本たばこ産業(JT)は8日、5月中旬から都内限定で売り出した、火を使わず煙も出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」の生産能力を、秋ごろをメドに現在の倍の月100万パックに引上げると発表した。発売1カ月で65万パックが売れるという想定外の大ヒットで、供給が追いつかない状況のため、生産能力の大幅な増強に踏み切る。
1パックは、パイプ状の本体と、タバコの葉が詰まったカートリッジ2本入り。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000606-san-bus_all
人間の肺は煙を吸い込むようには出来てないので、その点では「無煙」は評価出来るでしょう。
ただやはり何かを吸い込んでいることには変わりがない。
いっそスッパリやめなはれ。
(2010年6月8日)