たばこの(歌には)害(はないこと)について (承前)

090531_01タバコをやめて、今年でもう十数年になりますかね。
もともと呼吸器が弱く、風邪をひくと長引く子供だったくせに、映画の仕事をするようになってからナマイキに吸うようになりまして。
銘柄は一通り吸いました。
両切りのゴールデンバット(左)とか珍しいのまでいろいろね。
止めた理由は咳が止まらなくなったから。
ホントに止まらない、喘息状態。
で、やめると決めたら、私は意志が強いのでスパッとやめちゃった。
以後まったく吸ってません。
あの咳がなかったら今でも吸ってたかもしれませんね。

090531_02そうこうしてるうち、タバコを吸うのが、世界的に「カッコ悪くて無神経」ということになりまして、喫煙自体が世を憚られることになってしまった。
まぁその流れでいいのでしょう。

(右)園遊会参加者にかつて下賜されていたタバコ(日本専売公社謹製)。
10本のタバコが、縦8・3センチ、横8・9センチ、高さ1・3センチの厚紙の箱に入っていて、
その1本1本に金色で菊の御紋章が印刷されています(写真下)。
なぜ私が持ってるかって?
そんなことは言えまセン。

090531_03

 

タバコの歌。
私は童謡歌手平井英子とデブ役者岸井明の歌った昭和12年のコミックソング『たばこやの娘』が真っ先に思い浮かびます。歌いだしのメロディが、聖歌687番(新聖歌475番)の替え歌 ♪たんたんたぬきの○○○○は…に似てることもあり一度聞いたら忘れられない(笑)
これはでもなかなかよく出来た歌でして、現代人でも共感できる内容ですね。今なら「たばこや」でなくて「コンビニ」とかですか。
(左上)佐川ミツオ、渡辺マリ『煙草屋の娘』ビクター1961年発売。
1960年代前半、各レコード会社は人気の若手に過去のヒット曲を歌わせる、いわゆる『リバイバル』路線を推進していて、佐川・渡辺のこのレコードもその1枚。『君恋し』『人生劇場』『無情の夢』『雨に咲く花』はそうした路線の成功作でした。
昭和16年9月、高峰秀子が『煙草屋の娘』という、歌いだしがやや似てるレコードをポリドールから出してますが、平井・岸井のとは別な歌です。

洋楽では1947年6月、キャピトルがリリースしたテックス・ウィリアムス(Tex Williams & His Western Caravan)のウェスタン・スイング『Smoke! Smoke! Smoke!(That Cigarette)』などはどうでしょう。
タバコの歌としては有名で、当時大ヒットしました。ビル・ヘイリーあたりのサウンドとは一線を画す“大人の品格”が感じられる一曲です。

あとは何がありますかね・・・ザ・ナッシュビル・ティーンズの『タバコ・ロード』、ずっと後の、ジェーン・バーキン『ニコチン』まで、今ちょっと記憶にありません。

以下 、YouTubeで見つけたタバコ関連の音楽。

Anita Lindblom – Cigarettes
スウェーデンの歌手が歌うタバコソング

日本の歌では喫煙そのものよりもその煙のほうが意味を持ってる感じです。

煙草のめのめ ※大正8年
黒いパイプ/近江敏郎、二葉あき子
天から煙草が/徳山 璉
煙草が二箱消えちゃった/井上ひろし
ヨイトマケの唄/丸山明宏(美輪明宏)
ベッドで煙草は吸わないで/沢たまき
タバコの火を消して/由美かおる
フランス人のように/佐川満男
プカプカ/ザ・ディランII(読みは、ザ・ディラン・セカンド)
夜が明けて/坂本スミ子
煙草のけむり/五輪真弓
ブルーのけむり/小波月子(さざなみつきこ)
タバコの煙りはきらい/クレオとパトラ(1971年)
ぼくの好きな先生/RCサクセション
待ちぼうけ/古井戸
別れたばこはやめて/みさき ひろ子
自由の鐘を二人に/あおい輝彦
華麗なうわさ/フィンガー5
ゴロワーズを吸ったことがあるかい/ムッシュかまやつ
消えていくもの/吉田拓郎
ドリフのラバさん/ザ・ドリフターズ ※「タバコは 毒よ」
うそ/中条きよし
ひとり酒/ぴんから兄弟
アメリカ橋/山川豊 ※これはタバコをやめたという内容。
セブンティーン/坂本九
たばこの煙/バンバン
もう戻れない/桜田淳子
それぞれのテーブル/ちあきなおみ
愛のために死す/ちあきなおみ
たばこのみ/奥田民生
眩しい雨/斉藤和義
煙はいつもの席で吐く/安藤裕子
都会/NSP
FINALLY/ユニコーン
ケダモノの嵐/ユニコーン
自己嫌悪/井上陽水
ハイティーン・ガール/ジョニー大倉
Let Me Know, Let You Know/AIR
A Cigarette A Cup Of Tea/Majority One
二人結び/Bahashishi
SNOW/B’z
Breezin’/CORNELIUS
寝台特急/DAYS
好きだけじゃだめなんだ/Dreams Come True
それでも/GRAPEVINE※たばこ屋の壁。
In A Smoky Mood/Medby
@ the same time/nobodyknows+
クラブ/ブリーフ&トランクス
SENTIMENTAL GIRL’S VIOLENT JOKE/NUMBER GIRL ※草たばこをキメる。
HIGHWAY STAR/PRINCESS PRINCESS
パパ/PRINCESS PRINCESS
タバコ・ロードにセクシーばあちゃん/サザンオールスターズ
スモーキング・スカ/ゆーとぴあ
センチメンタルを越えて/藍坊主
サラバ/THE BOOM
染まるよ/チャットモンチー
waymarks/関俊彦、保志総一朗、平田広明
浮雲男/エレファントカシマシ
I▽U/THE★SCANTY
愛と正義のストライクメドレー/ストライク男(堀秀行)withストライク少女隊
鉛の朝/SPARKS GOGO
FEEL SO SAD/The Street Sliders
この唄が届くまで/WENDY
Myself,Yourself/ZZ
真っ白/キンモクセイ
レモン気候/金井夕子
Loveだよ☆ダーリン/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)

ちなみに、関ジャニ∞もカバーしている笠置シヅ子の『買物ブギー』では頼まれた品物の中に「たばこと仁丹」が入ってました。

不良少年の喫煙、というイメージで、世の良識に真正面からぶつかっていったのが、例の『スモーキン・ブギ』でした。

(上左)ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンド『スモーキン・ブギ』東芝EMI1974年12月発売。
(上中)シャ・ナ・ナ『スモーキン・ブギ(SMOKIN’ BOOGIE)』日本コロムビア1975年11月発売。
(上右)嘉門達夫『スモーキン・ブギ レディース』ビクター エンタテインメント 1994年1月1日発売。
シャ・ナ・ナ盤は同曲の英語バージョンで、よりテンポアップされ、彼ら流のキラキラした50年代ロックンロールに仕上がってます。B面は『ウィア・スティル・スモーキン(WE’RE STILL SMOKIN’)』という曲。
シャ・ナ・ナが所属するブッダレーベルの制作なので日本盤は洋楽扱いでした。アメリカでリリースされたかどうかはあたしゃ知りません。
作詞・作曲のクレジットはRyudo Uzakiとなっています。ということは、ほぼ直訳の英語詞は宇崎竜童本人の手に成るものでしょうかね。
この年11月23日に来日したシャ・ナ・ナは、ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンドと共演する形で、11月28日から12月1日まで東京、神戸、名古屋でコンサートを行いました。
『スモーキン・ブギ』ですが、これは当初より指摘されてるようにエルモア・ジェイムズの『シェイク・ユア・マネー・メイカー』のイントロをそのまま借用しております。
ジョン・リトル・ジョンやハウンド・ドッグ・テイラーも録音してる人気曲でして、マジック・サムなどは『ロール・ユア・マネー・メイカー』と改題して、けたたましいエレキギターサウンドで発表しています。

 

追加記事

 明治のたばこ王・村井吉兵衛(1864~1926)が興した「村井兄弟商会」の旧たばこ工場(京都市東山区渋谷通本町東入ル)が解体されることが19日、分かった。取り壊し工事はすでに始まっており、近代京都の歴史を物語る赤れんが建造物を惜しむ声が上がっている。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009061900077&genre=K1&area=K00

レンガ造りの建物は風情があっていいですね。
ただ地震や老朽化で倒壊の危険があるのも確かで、致し方ないのでしょう。

(2009年6月19日)

追加記事

 インドネシアの2歳の幼児が重いたばこ中毒に侵されていることが中国メディアで報じられた。
 この2歳の男の子ArdiRizal君は毎日40本の煙草を吸っているとのことですでに身体を動かすことも困難な状況になっているという。
 この男の子の両親は禁煙させようとしているが、完全にたばこ中毒となっているため、すぐに狂ったように怒り出し、たばこを止めることができないとのこと。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0528&f=national_0528_016.shtml

インドネシア:たばこ天国 喫煙、進む低年齢化
 たばこ、たばこ、である。街頭の広告にも、露天にもさまざまな種類が並び、至る所で紫煙をくゆらせる子供たち--。安価で規制のほとんどない「たばこ天国」インドネシアで、未成年の喫煙者増加が深刻な問題となっている。規制強化を求める声は強いのに、政府が積極的な対策に乗り出さないからだ。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100531ddm012030079000c.html

世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアはタバコ栽培が盛ん。
イスラムの戒律では喫煙禁止なのに、どうしてなんでしょうね?

子供の喫煙はひどい。完全なる虐待です。
(2010年5月31日)

追加記事

 日本たばこ産業(JT)は8日、5月中旬から都内限定で売り出した、火を使わず煙も出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」の生産能力を、秋ごろをメドに現在の倍の月100万パックに引上げると発表した。発売1カ月で65万パックが売れるという想定外の大ヒットで、供給が追いつかない状況のため、生産能力の大幅な増強に踏み切る。
 1パックは、パイプ状の本体と、タバコの葉が詰まったカートリッジ2本入り。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000606-san-bus_all

人間の肺は煙を吸い込むようには出来てないので、その点では「無煙」は評価出来るでしょう。
ただやはり何かを吸い込んでいることには変わりがない。
いっそスッパリやめなはれ。
(2010年6月8日)

追加記事

 南米チリの落盤事故で1カ月以上も地下に閉じ込められている作業員33人が喫煙を認められ、避難所に電灯も設置されることになった。当局者が11日に明らかにした。
電灯は、地下約700メートルの避難所に送電線が到達したことから設置が可能になった。作業員たちが切望していたたばこは、1日2箱ずつ送って喫煙者の間で分けてもらうことになった。
たばこは当初から強い要望があったが、これまではニコチンパッチとガムの提供でしのいでいた。しかし新しい圧縮機の導入で鉱内の換気が改善されたため、喫煙を認めることにしたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100913-00000004-cnn-int

 水俣市は受動喫煙防止のため07年から庁舎内を禁煙とし、別館1階に約10平方メートルの喫煙室1カ所を設けた。役所を訪れた市民も利用する。職場を離れてたばこを吸う職員の姿に「仕事をさぼっている」「民間企業では考えられない」などの声が度々市に寄せられたという。
 昼休み以外は禁煙とするが、規則や罰則は設けない。30年余り前までたばこを1日約30本吸っていたという宮本市長は「喫煙で逆に仕事の能率が上がるという意見も分かるが、健康問題や市民の目もある。どうしても吸いたければ昼休みにまとめて吸ってもらう」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100913-00000012-maiall-soci

これから銃殺刑に処せられる男が、目隠しをされながら、タバコを吸っている。
むかし見た映画に、そんなシーンがあったことを、ふと思い出しました。
(2010年9月13日)

追加記事

 出版社の宝島社が、電子たばこを本のパッケージに包み出版物の流通ルートを使い全国の書店やコンビニで販売したところ、「210万部」のベストセラーになった。
(中略)
 同社は電子たばこ本体に、ニコチンゼロでそれぞれ異なる味のカートリッジ3本と充電器をつけて5月に2500円(税込み)で売り始め、約5万8000の店舗が扱っている。
 初版は20万部だったが徐々に売り上げを伸ばし、10月からのたばこ増税による「禁煙志向」も手伝い今月の8度目となる重版では60万部増やし、来月も重版の予定だという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000061-yom-soci

「たばこ増税」は2010年の社会的大事件でした。
やめた人、オメデトーゴザイマス。
(2010年11月17日)

追加記事

ペルーの古生物学者が19日、アマゾン北部で約250万年前のものとみられるタバコの葉の化石を発見した。
 化石は30平方センチくらいの大きさで、ペルー北部チクラジョのマイヤー・ホニンゲン古生物博物館の科学者が同国北東部のマラノン川流域で見つけた。同博物館は、この発見でタバコの起源が250万年以上前にさかのぼることが分かるとともに、ペルー北部の原産であることが確認されたとしている。
 同博物館は、アメリカ大陸の先住民は西欧人が15世紀にやってくるずっと以前からタバコを吸ったりかんだりしていたほか、目薬から下剤までとあらゆる治療薬として使っており、また戦いに行く戦士の顔や性交前に女性にその煙を吹きかけるなど、儀式にも用いていたと語っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101121-00000028-jij-ent

250万年前……とてつもない昔ですね。
その悪習を断つことになったのが「税金」なるものであったとは、原始人もよもや想像し得なかったでしょう。
(2010年11月21日)

追加記事

 刻みたばこの売り上げが伸びている。
(中略)
 現在、国内で市販されている刻みたばこはJTの「こいき」(10グラム入り)だけ。紙巻きたばこは10月に3~4割程度上がったが、こいきは税率の違いから330円から30円の値上げにとどまった。
 JTによると、こいきは同社の全たばこ生産量の0.1%にも満たない。しかし、10月以降、紙巻きとは対照的に需要が衰えず、製造工程のほとんどが手作業ということもあって供給が追いつかない状態だ。
 販売元の「日本たばこアイメックス」(東京)は具体的な販売量を明らかにしていないが、10月末から小売店に卸す数量を1日2カートン(20箱)に制限。
 影響は全国でも5人ほどというきせる職人にも。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101206-00000021-maip-soci

火玉の処理如何によっては火傷したり火事になったりしますから、くれぐれもご用心。
「刻みたばこ」はいいですが、「嗅ぎたばこ」だけは絶対にやらないでくださいね。
顔の癌なんて、いやでしょ?

(右)創元推理文庫 ジョン・ディクスン・カー 著、井上一夫 訳『皇帝のかぎ煙草入れ』The Emperor’s Snuff-Box

(2010年12月6日)

追加記事

 厚生労働省は30日、禁煙補助剤「チャンピックス」(成分名・バレニクリン酒石酸塩)の服用後に意識障害に陥り自動車事故を起こしたケースが3件あったと発表した。同省は「薬との因果関係を否定できない」として、製造販売元の米製薬大手ファイザーに医師向けの添付文書の改訂を7月5日付で指示、同社はすでに応じた。
 禁煙補助剤では国内初の飲み薬タイプで、年約41万人が服用。同社は添付文書で「(服用後は)自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること」と医師に求めている。

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E1E2E2E1998DE1E2E2EAE0E2E3E39180EAE2E2E2

その事故について厚労省は責任を認めるのだろうか?
(2011年8月30日)

追加記事

 小宮山洋子厚生労働相は5日の記者会見で、来年度の税制改正で、たばこ税の増税を求める考えを明らかにした。それ以降も段階的に増税したい考えで、将来の姿として「(1箱の価格が)700円台ぐらいまでは(値上がりしても)税収も減らない。そこまでは少なくともたどり着きたい」と強調した。

http://www.asahi.com/politics/update/0905/TKY201109050462.html

たばこ増税なら、“見返り”に酒税を下げなさい。
(2011年9月5日)

追加記事

 神奈川県が公共施設の喫煙を制限する「受動喫煙防止条例」を制定して間もなく2年。飲食店などでは分煙も認められているが、今度は兵庫県が実質的な屋内全面禁煙を目指す、禁酒法ならぬ“禁煙法”の制定をもくろんでいるという。ここ数年の「禁煙ファシズム」をさらに加速させる事態に、日本一の愛煙家として立ち上がった。
 今年6月、作家の筒井康隆氏や漫画家の黒鉄ヒロシ氏らとともに、「喫煙文化研究会」を旗揚げ。「会長」として『愛煙家通信』という雑誌やホームページなどで「喫煙は悪ではない」「文化の一つである」といったメッセージを全国の愛煙家に送り続けている。
 満20歳の誕生日から60年あまり、1日20-30本を欠かさないだけに、嫌煙派への舌鋒は鋭い。
 「禁煙ファシズムの源流は『健康宗教』。喫煙者が今よりはるかに多かった昭和30-40年代に比べ、現代の肺がん発生率が下がっているというデータは一切なく、喫煙と肺がんの相関関係を示す客観的データもない。禁煙運動発祥の地・米国では建国当初、イエス・キリストが唯一の神でしたが、時代を経て実質的にはマネーがその座にとって変わり、いまは健康。ジョギングは善、たばこは悪といった固定観点に支配された、宗教的思想なんです」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110906-00000019-ykf-ent

基本的に、タバコが吸えるというのは丈夫で健康な人、ということですよ。
(2011年9月6日)

追加記事

 武田(※邦彦中部大)教授は、自らのブログで2011年9月6日、これまでの「先入観」を否定し、「タバコと肺がんはほぼ無関係」とまで言い切ったのだ。
 ブログでは、国の統計データから、この40年間で、男性の喫煙が8割から4割へと半減し、女性は2割弱で変化がないことを指摘。それにもかかわらず、男性は7倍に、女性は数倍に肺がんが増え、男女合わせれば5倍以上に増えていることから、タバコが肺がんの主要な原因とは言えないとした。
 これに対し、統計から、年齢が上がるほど発がん率が高くなることが分かっているとして、肺がんの増加は、高齢化が主な原因との見方を示した。武田教授は、100年前に比べ、平均寿命が40歳ぐらいから80歳前後にまで伸びていることが大きいとしている
 そのうえで、武田教授は、タバコには、楽しみや精神的安定などのメリットもあると指摘。酒なども健康に害があるのに、タバコだけ社会的に制限して、値段を上げたり、喫煙者を追放したりするのは誤りだと断じている。

http://www.j-cast.com/2011/09/07106598.html

タバコ吸うバカ吸わぬバカ、、、ッてか !?

Julie London – The Marlboro Song

(2011年9月7日)

追加記事

「雁首をそろえる」「雁首を並べる」は煙管の雁首に人の頭を擬(なぞら)えた言葉ですね。
「脂下がる」は、脂(やに)が吸口の方へ下がるように雁首を上げてキセルをくわえる姿がどこか気取って見える、得意げな風に感じられることから云われた言葉。
花魁の煙管は長くて豪華、自来也のは太くて短め。日本駄衛門や石川五右衛門は、、、あれは持ってたっけ? 助六の「吸い付け煙草」は異種の間接キッスでもありますね。
町奴の喧嘩煙管や手綱煙管は、もはや使用目的からズレてデザイン的には暴走気味です。

落語では畳んだ扇子を煙管に見立てて、要(かなめ)の端を口に当て、吸ってる仕草を演じますが、日本舞踊にも煙管の小道具を使わずこのパターンで踊る場合があります。これは俗の極みである煙管そのものを見ぜず 敢えて抽象化することで 全体的な「美」を損なわないようにするという演出意図からでしょう。

むかし、無賃乗車(ただ乗り)することを「薩摩守」(さつまのかみ=平忠度/たいらのただのり)と称し、
一駅分の切符と定期券を使って中間運賃を払わないことを「キセル」などと云いました。
無賃乗車犯と鉄道会社の壮絶な闘いは映画『北国の帝王(Emperor of the North Pole)』に描かれまして、私も日本初公開当時 劇場で見ています。あそこまでやるかという凄い映画でした。
主人公は渡りの労働者(ホーボー hobo)でして、確か英口語で無賃乗車する者を Train Junper とか云うんじゃなかったでしたっけ。今風の解釈なら列車をハックする人って感じですかね。

無賃乗車のキセルは、ふつう雁首と吸口が金属(カネ)で管が竹であることから来ています。高級なものは全部金属です。管はですから消耗品でして、それを挿げ替えるのが羅宇屋(らおや・らうや)でした。
ご町内を周る商売では物売りのほか、修理・修繕の職人である「鋳掛屋(鍋・釜を直す)」「でいでい屋(草履・雪駄の手直しをする)」「羅宇屋」が代表格で、貸本屋は商家やお屋敷に出入りするので、声を出して町を流すということはしませんでした。

(2011年11月5日)

追加記事

(2012年1月19日)

 

たばこの(歌には)害(はないこと)について

 「世界禁煙デー」の31日から6月6日までの「禁煙週間」に合わせ、県内のたばこ販売協同組合は30日、商店街や公園などで清掃活動を実施した。期間中、県と県内のたばこ関連団体などは、イベントを通して喫煙による健康への影響や喫煙者のマナーを啓発していく。 http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090531/CK2009053102000006.html

 31日午前1時15分ごろ、大阪府豊中市庄内幸町4の上田病院(鉄筋6階建て、94床)3階の病室から出火。ベッドの一部などを焼き、看護師がすぐに消し止めたが、この病室に入院していた男性(75)が死亡した。
(中略)
病院は全面禁煙だが、付近にたばこの吸い殻とライターが落ちていた。男性は末期の肺がんと認知症を患っており、歩行も困難。

http://mainichi.jp/life/today/news/20090531k0000e040011000c.html

(右)1967年12月、A&Mレコードからリリースされたウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)のアルバム『ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day In The Life)』SP-3001の有名なジャケット写真。
タバコ好きでもこれが魅力的な光景とは思えないのに、どういうわけかアートになってます。
撮ったのは世界的に著名な写真家ピート・ターナー(Pete Turner)でした。
未来の人はこれを見て「何だこれは?」と思うかもしれません。
昔の人はタバコというのに火をつけてその煙を吸い込んでいたらしい、ばかだねぇ・・・
そう考えるでしょうか?
中には興味を持ってタバコを“再現”しようとする人もいるかもしれません。
彼らがその煙をどう感じたか、聞いてみたい気がします。

 
 

こういう時代ですから今はタバコの出てくるレコードジャケットはインディーズ系じゃないと出しにくいかもしれません。
過去のLPジャケットをちょっと調べてみましたが、思ったより見つからないですね。

090602_01(左)ナット・キング・コール(Nat”king”Cole)『ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス(Just One Of Those Thing)』
1957年キャピトル Capitol W-903
閉店後のナイトクラブでしょうか。
タバコをくゆらせ、グラスをふと見つめるご本人。赤と黒の幻想的色彩がシックですね。
ビリー・メイ指揮のビッグバンドとの共演で、素晴らしいピアノプレイ、ボーカルを聴かせてくれます。
現在このアルバムは異なるジャケットでも発売されてるようです。
表題曲は1935年のコール・ポーター作で、ミュージカル『ジュビリー』の挿入歌。
シナトラ、エラ、ペギー・リー、ドリス・デイ、メル・トーメ、バド・パウエル、スタン・ゲッツ、デイブ・ブルーベック、タル・ファーロウなども録音している名バラードです。

 

090602_02(右)ジェシ・デイヴィス(Jesse Davis)『ジェシ・デイヴィスの世界(Jesse Davis)』
1970年アトランティック  Atco 33346
1944年オクラホマ生まれ。両親ともにネイティブ・アメリカン。
ミドルネームEdwinからエドと呼ばれていたようです。ギタリスト、ボーカリストとして多くのセッションで活躍し、自身もブルース、ゴスペル、カントリーをルーツとするスワンプ・ロックのアルバムを残しています。
アルバム『Keep Me Comin’』のジャケに登場するご本人は見た目“知性あふれるインディアン”という雰囲気です。1988年、43歳の若さで亡くなったというあたりが、いかにも60から70年代にかけて活躍したミュージシャンらしいですね。
この初ソロ・アルバムでは、恩人であるエリック・クラプトンのほか、ジョン・サイモン、グラム・パーソンズ、レオン・ラッセル、ベン・シドランらをゲストに迎え、超豪華セッションが展開されております。
ジャケットのイラストを描いたのはコマンチ族出身の父親だそうですよ。まさにタバコの“原点”の図じゃないですか。

 

090602_03(左)ボブ・シーガー(Bob Seger)『Smokin’ O.P.’s』
1972年 Palladium 1006(1978年キャピトルがリイシュー)
洋モク「ラッキー・ストライク」をパロった、いかにも当時らしいジャケット(デザインThomas Weschler)は、シーガーとシガーをかけたシャレですでかね。
まだ人気がイマイチのころのアルバムで、自作曲は少なくボ・ディドリーやチャック・ベリーのカバーが目立ってます。
シーガーというと私なぞはピート・シーガーのほうが親しみがあるわけですが、そっちのシーガーはSeegerと、「e」がひとつ多い綴りになってます。

 

090602_04(右)ハリー・ニルソン(Harry Nilsson)『夜のシュミルソン(A Little Touch Of Schmilsson In The Night)』
1973年 RCA
ハリー・ニルソンとはすなわち『うわさの男』のニルソンです(研ナオコぢゃありまセン)。
すでに故人です。
ソングライターとしても歌手としても高い評価を受けた人でしたね。
このアルバムはフル・オーケストラをバックに「メイキン・フーピー」「虹の彼方に」「メイク・ビリーヴ」「時のたつまま(As Time Goes by)」といったいわゆるスタンダードナンバーを歌ってるもので、60年代後半に特に映画で顕著だった20年代・30年代リバイバルの風潮に影響されてる観があります。
かといってヴァン・ダイク・パークスのようにひねってるわけじゃないですが。
写真撮影のクレジットはTom Hanley Of Bloomsburyとなっています。

 

090602_05(左)リッキー・リー・ジョーンズ(Rickie Lee Jones)『浪漫(Rickie Lee Jones)』
1979年ワーナー・ブラザーズ 3296
デビューアルバムでMike Salisburyデザイン、Norman Seeff撮影のジャケットは、ボニー&クライドのボニー・パーカーのようなイメージで、彼女の生い立ちや経歴をそのまま出している感じです。少なくとも売り出すに当たってそういう部分を隠さない戦略だったのでしょう。
日本語タイトル『浪漫』が適切だったかは分りませんが、メロディはどれも素晴らしく、豊かな才能が感じられます。
ドクター・ジョンがキーボードで、ランディ・ニューマンがシンセで参加しておりますね。

 

090602_06(右)ヴァン・モリソン(Van Morrison)『ウェイヴレングス(Wavelength)』
1978年ワーナー・ブラザーズ K56526(英盤)
1945年、イギリス領の北アイルランドに生れたヴァン・モリソン。
『グロリア』のヒットで知られるゼムの人でしたけど、1966年以降はソロシンガー、ミュージシャン、プロデューサーとして大活躍、今じゃすっかり大物です。
少なくともこのアルバムからはあまりアイリッシュ気質は感じられず、ジャケットのジェームス・ディーン然とした写真のイメージとも違って、むしろ世界中の誰しもが好むような、心地よい70年代ロックの典型的なサウンドが展開されてます。
7曲目「SANTA FE」はジャッキー・デ・シャノンとの共作曲。
ジャケットデザインはBrad Kanawyer、アートディレクション担当はJohn Cabalka、写真撮影はこれまたNorman Seeff。
ちなみにドアーズのジム・モリソンは1943年アメリカのフロリダ州生まれです(モリソンつながり? 呵々)

 

090602_07(左)バッド・カンパニー(Bad Company)『デンジャラス・エイジ(Dangerous Age)』
1988年アトランティック Atco
ブライアン・ハウをボーカルに迎えた第二期のバッド・カンパニーはサウンドががらりと変わって別グループのようでしたね。バッド・カンパニーというだけあって、メンバー同士も最初から仲悪かったし(笑)
デザインAnthony Ranieri、コンセプトRich Totoian、アートディレクションBob Defrin。
幼児がタバコを吸ってる写真は今ではありえないでしょう。
私はちびっこギャングのような子供が葉巻をくわえている顔のアップをジャケットにしたLPを見た記憶があるんですが、誰のだったか思い出せず、今現在も悶々としちゃっております。
たしかそういうのあったんですけどねぇ。
3曲目に「ノー・スモーク・ウィズアウト・ア・ファイヤー(No Smoke Without a Fire)」という曲があります。
これは火のないところに煙は立たずという意味ではなく、火を得ようとすればどうしてもいやな煙も発生することから「何事も好いことばかりじゃないよな」といってるわけで、要するに状況を合理化し納得するための慣用句ですね。

 

090602_08(右)ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)『ギター・スリンガー(Guitar slinger)』
1984年アリゲーター
有名な白人ブルースマン。うちにはCBS時代にリリースされた日本盤シングルが何枚かあるだけで、このアルバムは持っていません。
デザインChris Garland, Xeno、写真Paul Natkin/Reserve,Inc.