2008/12/31 水曜日

2008年テレビCM回顧

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 13:00:12

今年のテレビCMのまとめです。
▼なんといってもジャクソン・ファイブの『ABC』の中国語、ロシア語替え歌を使った『旭化成AGC』が衝撃的でした。中国語、ロシア語夜バージョン、ロシア語昼バージョンそれぞれに15秒・30秒バージョンがあり、子供たちが熱演してましたね。なかなか良いCMでした。
▼過去何度か使われている“小津調”で来たのは『ラーメン天下一品』。放送回数が少なく、気づかなかった人もいるのでは。原節子(?)役は、今年、CM女王に輝いたベッキーでした。
▼日本テレビ55周年の一連のシリーズはクリスマスバージョン、ドラえもんバージョンまで登場し、まだまだ続きそうな雰囲気です。しかし私としては『チャック・ベリーの声だけバージョン』で十分でございますよ。
▼量とインパクトなら何といっても『SANYO パチンコ加山雄三 海とエレキと若大将』でしょう。
一連の若大将映画と日劇の「加山雄三ショー」を記録した『歌う若大将』の映像を使い、新しくアテレコし、デジタル合成で現在の加山と当時の加山を共演させるという、ファンの心の琴線をジャラジャラかき鳴らすニク~い演出をしています。
確認してるだけでも10本(このうち映像が同じでセリフだけ違うのが2本)ありました。
当時の加山はそうとう陽に灼けてたので、現在の加山は濃い目のドーランを塗って共演したんじゃないかと、私は密かに想像してるわけで・・・
▼同じSANYOのパチンコながら1種類しか放送されなかった『海物語スペシャル アグネス・ラム』も面白かったですね。
▼『東京タワー50周年』のCMはレトロ風。
今のところ1種類だけですが51周年まで間があるのでもしかしたら別バージョンが登場するかもしれません。
▼あがた森魚が出てくる雑誌『荷風!』のCM。テレビ東京で秋ごろ1回だけ見ました。録画しそこなってヒジョーに残念。
あの雑誌、売れてきてるようで広告がだいぶ変わりましたね。

2008/12/28 日曜日

うかうか三十きょろきょろ四十、タワーも私も五十にして天命を知る?

カテゴリー: book notice — eiji @ 18:56:19


クロス・エー株式会社:発売 2009年1月1日発行 TOKYO夜デートスペシャルなび1月号増刊『TOKYO TOWER magazine』定価980円
現時点での資料性、100点満点で30点。
有名人を大量動員しているところは営業的には当然としても、今からまた50年くらい経たないとその資料的価値は出てこないでしょう。

 

 

バス旅行の車中で聴くBGMカセットの作り方

カテゴリー: 選集(いくつかの推敲) — eiji @ 15:58:01

バス旅行の車中で聴くBGMカセットの作り方
            ――あなたが個人として楽しむほかは――

 好きなのにニガ手、物心ついたころから私にとって「バス」とはそういう存在だった。生来腺病質だった私は車酔いがひどく、バスについてはいい思い出がまったくない。
 それでもバスが好きな私は、空想のバス旅のために車中BGMのカセットテープを編集して楽しんだりしたものだ。収める曲は旅行のムードを盛り上げるとかドライブの気分に合うといった類のものではなく、ちゃんとバスを歌ってる楽曲(以下、バスソングと称す)でなくてはならない。
 曲間には古今東西の映画から、バスに関するセリフを引用する。たとえばこんな感じ。

『秋刀魚の味』
(笠智衆)あるのか恋人?
(三上真一郎)清水としこってんだ。
(笠智衆)何してる人?
(三上真一郎)毎日乗ってるバスの車掌さんだよ。小せンだ、太ってんだ。
(笠智衆)ふーん、そうか。

『でっかい太陽』
(夏木陽介)ほんとうによく待たせるバスだな。チェッ!おんぼろバス。
       
『峠を渡る若い風』
あーバスが出ますよ。

『投資令嬢』
(野添ひとみ)バスに遅れまいとするのが当然よ。
私おりた。
ウソばっかり。

『無茶な奴』
おい最終バスに乗り遅れちゃうそ。

『夫婦百景』
さあバスが来ました。急いで。

『続・警察日記』
そういや君の会社のバスだ。強引にバスを止めて乗客の迷惑をよそに放尿した。

『張り込み』
乗車券のお済みでない方は? …五十円のおつりですね、百円で。…次は洗足。

『男はつらいよ 私の寅さん』
(バスガイド)清正公は豊臣秀吉の…
(松村達雄) 寅…!
(前田吟) とら退治。

『赤線地帯』
いなかは嫌だ。次のバスまで一時間、不便だね。おばさん、ウドン。

『仲間たち』
今日かぎりバスともオサラバだわ。どうしても産みたいのよ。だからこれ以上バスに揺られてらんない。

『三十六人の乗客』
 (サイレン)
そのバス停車しなさい!
 (発砲)

『純愛物語』
ご一緒に卒業をお祝いください。このあと着替えましたらバスの用意がしてあります。

『ぬれた二人』
(車掌)下田へ参ります。
さ、乗ろう。
(車掌)乗らないんですか?
マリ子、乗ってくれ。

『くたばれ!社用族』
 (バス止まる)
東京駅、終点でございます。

 こういうセリフを毎回曲間にブリッジとして挟む。当然『バス停留所』『卒業』『真夜中のカーボーイ』『ガントレット』『弾丸特急ジェットバス』『スピード』『プリシラ』『ゴーストワールド』あたりも使う。時には似たようなセリフを左右のトラックに振り分けて使ったりする。あるいはいくつもモンタージュして「オチ」が付くようにしたりする。この辺がただの「個人編集のカセット」とは違うところだ。

 さて、バスソングにはどんなものがあるだろうか。

 硝子の少年/KinKi Kids
 サヨナラバス/ゆず
 晴れのバス停/サラダ
 バスロマンス/チャットモンチー ※夜行バス
 遠いからこそ/NATURAL RECORDS ※夜行バス
 not so bad/作曲:茂村泰彦、作詞・歌:髙橋真梨子 ♪バス停を降り立った傍に…
 やがて来るバスに乗って…。/中島文明
 午後のバスストップ/中島文明
 真夜中のハイウェイバス/大上留利子 ※A面「スウィートドリーマー」
 雨のバス/花田裕之
 霧雨で見えない/松任谷由実 ♪ぼんやりバスを降りた…
 GOOD LUCK AND GOOD BYE/荒井由実
 ジョニィへの伝言/ペドロ&カプリシャス(vo.高橋まり子=高橋真梨子)
 雨は手のひらにいっぱい/シューガー・ベイブ ♪バスの煙…
 ふたりの日曜日/天地真理
 ある雨の日の情景/吉田拓郎
 挽歌/由紀さおり ♪私は今バスに乗る…
 バスを降りたら/黛ジュン
 リバーサイドホテル/井上陽水
 夜のバス/井上陽水
 バスに乗って/岡崎友紀
 バスで見た女/Gontiti
 スクールバス/上野ひとみ
 青春はバスに乗って/小畑実
 高原列車は行く/岡本敦郎
 東海バス行進曲/楠木繁夫

 恋のスクール・バス/クリス・ジェンセン
 バス・ソング/アソシエーション
 マジック・バス/ザ・フー

 なかなか悪くないが、入れるとしたらこれはパート2用ですな。パート1は、やはり万人が納得する選曲でなくちゃァね。
 私のチョイスは以下のとおり。

(曲順)
1 東京のバスガール/コロムビア・ローズ ※初代。
2 田舎のバス/中村メイコ
3 バス通り裏/中原美紗緒、ダークダックス
4 バス通り/甲斐バンド
5 グレイハウンド・バス/アーサー・“ビッグボーイ”・クリューダップ
6 バス・ストップ/ザ・ホリーズ
7 バス・ストップ/平 浩二
8 恋を待つならバス・ストップ/美空ひばり、小野 透
9 バス通学/榊原郁恵
10 セクシー・バス・ストップ/浅野ゆう子
11 峠の花嫁バス/中野 勝
12 伊豆の乗り合いバス/美空ひばり
13 岬めぐり/山本コウタローとウィークエンド

(次点曲)
  柿の木坂の家/青木光一
  権サの馬車っコ/三浦洸一

 曲1『東京のバスガール』は分類学上、乗り物ソング属・職業もの科・職業婦人目であるが、以前は御当地ソング種・東京属とされていた(ほんと~デス)。職業ものはいわばプレ高度成長期の応援歌そのものだった。花形職業にも実は苦労があるサ、みんな頑張っているんだ、よし俺も私も……。実にけなげであった。『遊覧船のマリンガール』『巴里のタビ売り』なんてのもあった。
 曲2『田舎のバス』は情報オタクどもの、近ごろ注目度ナンバーワンという冗談ソング作家の真打=三木鶏郎の代表作。昭和16年の『回覧板』から数えるとメイコ4枚目のSP盤。
 曲3『バス通り裏』は現在CDで入手可。中原美沙緒は雑誌『それいゆ』で日本中の少女を“善導”した中原淳一の姪。ジャクリーヌ・フランソワのカヴァー(当時でいうローカル盤)のヒットが懐かしい。ダークは初期のころロ力ビリーを歌わされた時期もあった。
 曲4『バス通り』、裏があれば表がある、ということで彼らのデビューヒット(1974年)。ニューミュージック世代といえども自家用車を持ってる人は稀という時代だから当然バス利用であるが、そんな彼らものちに「レイニー・ドライヴ」を飛ばして「トレーラー・ハウスで」「甘いKissをしようぜ」なんてバブリーに調子を上げていく。
 曲5『グレイハウンド・バス』(Greyhound Bus)、プレスリーのデビュー曲『ザッツ・オールライト』のオリジナルを歌った黒人シンガーのブルース。
 米国では大統領の名は知らなくとも、エジプト原産の腰のくびれた競走犬の名を頂くこの大陸横断路線バス(Greyhound Lines)の存在を知らぬ者はいない。往時、人種差別のため利用すらできず、乗れても最後尾の有色人種専用席を強制され、白人に席を譲らされたり、時には故なく降ろされたりしたので、1961年、公民権運動の活動家たちがついに実力行使に出た。世に云う「フリーダム・ライド」運動である。私なぞはこの言葉を聴いただけで、フリーダム・ラ…あたりで目頭がジンと熱くなってくる。日本人にここまでやれる根性のある奴はいるだろうか。
 なお時代はかなり降るがウォーレン・ブラザーズ(The Warren Brothers)、The Moldy Peaches、Kongcrete、Oh Susanna等にも同名異曲が、カントリー系の女性歌手サラ・エヴァンス(Sara Evans)に『Backseat Of A Greyhound Bus』という歌あり、ウォーレン盤からは『ジョニィへの伝言』の男性版の趣きが感ぜられる。
 曲6『バス・ストップ』(Bus Stop)、”英国襲来”組としては米国での上位チャート・インが遅かったザ・ホリーズ。英国での12枚目のシングル、1966年のヒット曲である。
 曲7『バス・ストップ』、その後、“寄せて上げて”一発屋の汚名返上。作詞の千家和也は麻丘めぐみ・山口百恵・殿キン・西川峰子のヒットメーカー。
 曲8『恋を待つならバス・ストップ』は昭和34年の、美空ひばり、実弟とのデュエット。
 小野透(=かとう哲也。本名:加藤益夫)の持ち歌『ボロ船ロック』は”カンカン虫は歌う”を彷彿とさせる職業もの(人気あやかり身内もの、ともいえる)で、仲代達矢の『銀座ロックン』に匹敵する乙りきな歌だった。末弟・花房錦一(のち香山武彦と改名。本名:加藤武彦)のほうは『てなもんや三度笠』の駒下駄茂兵衛役で覚えてる向きも多かろう。
 曲9『バス通学』は昭和52年に出た榊原郁恵の2枚目のシングル。郁恵チャンのミリキがギューギュー詰めって感じですゥ。
 ちなみに彼女は、ホリプロ第1号歌手・守屋浩が引退後、同プロの取締役宣伝部長として仕切ったスカウト・キャラバンのこれまた第1号歌手だった。
 曲10『セクシー・バス・ストップ』はその前年、オリエンタル・エクスプレスとの競作盤としてほぼ同じ枚数を売っている。曲自体はバスソングというよりディスコダンス(のステップの名称)であるが、停留所つながりで“悪ノリ”。でも電車じゃないから脱線じゃないデショ。
 曲11『峠の花嫁バス』は春日八郎の『まこころ酒場』とのカップリング曲で昭和37年のもの。『潮来花嫁さん』の舟がバスになったと思えばよろしい。有名曲から徐々にレベルを上げていって、こうしたレアアイテムの高みに誘う作戦でアリマス。
 曲12『伊豆の乗り合いバス』は昭和32年3月にリリースされた『港町十三番地』のB面曲で、A面と同じく名コンビー=石本美由起・上原げんとの作。『東京のバスガール』のまさに地方版であり、このオムニバス・テープのテーマという意味からも、また、次の曲『岬めぐり』との時代的な距離感を際立たせるためにも、曲順としてはこの位置以外にはありえない(キッパリ)。
 最後の曲13は『走れコウタロー』から4年後の、昭和49年のヒット。『昭和枯れすすき』がはやったころだ。作詞者山上路夫は三浦半島をイメージして作ったという。
 私としては映画のエンドロールのBGMに相当するものしてこの曲を最後に持ってきた。あるいはこの部分は映画『雁の寺』の、観光客に住職が襖絵の解説をしているラストシーンと考えていただいても結構。

 惜しくも選に漏れた曲がふたつ。『柿の木坂の家』を次点にしたのは、曲11『峠の花嫁バス』と内容的にダブるから。
 『権サの馬車っコ』は産業革命時代に機械を打ち壊した労働者の心情にも通じる社会派歌謡である。
 バスにお客を取りあげられて、可愛いあの娘も乗らぬそな、時の流れと時勢の波にゃ律義者でもさからえぬ、只でいいのに権サの馬車っコ、明日を想えば佗しいネ、ピーポッポ……(趣意)。
 バスに乗り遅れた者にしかわかるまい。
 この楽曲、なぜ入れなかったかというと、歌としての完成度がイマイチで、聴いててちょっとヘコむのである。なにしろあの生真面目な三浦洸一の歌声である。特に他人に聴かせる場合は間(ま)がもたないというか、内容にツッコミを入れて「笑い」に持ってきたくなるのだ。

 そんなこんなで完成した『バス旅行の車中で聴くBGMカセット』、今宵夢路の旅枕、心もようのパノラマか、綾なす景色のお楽しみ、バスは走るよどこまでも――さァサお客さん、買った買ったァ!

初出:雑誌『東京人』1992年8月号(No.59)特集 バスで東京を遊ぶ
改稿:2008年12月5日

追加記事

1996年1月31日、JR鹿児島駅と日置郡の県立甲陵高等学校とを結ぶおよそ18キロの区間を走る林田バス(林田産業交通)の路線で、県立高校生およそ50人を乗せたバスが小さな事件を起こした。
出発してからすぐに、降車ボタンが押されたにもかかわらず誰も降りないというイタズラが3回も繰り返された。運転手は以前から続いていたこのイタズラにかなりイラついていて、ついにこのとき「押したやつを連れてこい!」「連れてくるまで停まらんッ」とブチギれ、「誰も降りんのなら終点まで降ろさないぞ!」と宣言して、そのままノンストップで終点鹿児島駅まで走らせたのだった。
車内では特に大きな騒ぎはなかったそうだが、途中で降りることに出来なかった生徒たちは、鹿児島駅からバスや電車を使って帰宅したという。
運転手の怒りもうべなるかな、私はそう思う。
業務を妨害する者がいる場合、特定できれば責任者の権限で降ろすか、悪質なら警察を呼ぶかだろう。「名乗り出なさい」と警告したのだから、終点まで停めなかったというのは確かに業務規定違反かもしれないが、一矢報いてアホガキどもにお灸を据えた点で、運転手の凛とした矜恃を感じさせる、忘れがたいバス事件なのである。
ちなみに林田バスは2008年2月、会社を清算し、バス事業を『いわさきバスネットワーク』に委譲していて、今はもう存在しない。
(2008年12月28日)

追加記事

 大分県の別府温泉を巡る遊覧バスに乗車していた日本初の女性バスガイドの1人、村上アヤメ(むらかみ・あやめ)さんが3月30日午前3時半、老衰のため死去した。98歳。大分県出身。
(中略)
 1928年、別府温泉の「地獄巡り」をする遊覧バスで日本初の「少女車掌」(バスガイド)に採用。33年までスカートに革帽子というハイカラな姿で、名所を七五調の名調子で案内して評判となった。33年にはレコード化されるなど、現在のバスガイドの原型とされる。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/237931/

バスのガイドや車掌は女性にはかなりキツい仕事で、労働環境としてはお世辞にも良いとはいえませんでした。むかしの女性のほうがタフだったんですかねぇ。
彼女たちがもっとも忙しく活躍したのは昭和20年代後半から30年代にかけてのこと。
映画『カルメン故郷に帰る』のラストで「いついつまでもお忘れなく…」と入る声は、観光バスガイドの口調を模したセリフですね。ああいう独特の口調がひろく知れ渡っていた証拠です。
千里万博のころからバスの車掌は徐々に姿を消していきましたが、観光バスのガイドさんは今も相変わらずやってますね。

(2009年4月1日)

追加記事
2009年6月3日に発売された女の子7人組グループBerryz工房の20枚目のシングル『青春バスガイド』はバスガイドに恋した男子生徒の気持ちを歌った、ありそうでなかった楽曲です。

(2009年6月9日)

 

追加記事

9月20日はバスの日。
1903(明治36)年のこの日、日本初の営業バスが京都の堀川中立売~七条~祇園の間を走ったことを記念し、日本バス協会が1987(昭和62)年に制定したのだそうです。

(2009年9月20日)

 

追加記事

091109_01

B’zのニューアルバム『MAGIC(初回限定盤 DVD付)』のジャケット写真(上)を見て、

LP「ディスカヴァー・アメリカ」ヴァン・ダイク・パークス

ヴァン・ダイク・パークスのLP『ディスカヴァー・アメリカ』(1972年)を連想しました。
B’zのは人物以外左右鏡像、ヴァン・ダイク・パークスのは2か所のルーツへの旅を表してますから意味がぜんぜん違いますが、バス・ジャケが増えるのはうれしいですね。
(2009年11月9日)

 

2008/12/25 木曜日

忙中閑あり

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 13:45:39

きょうの午前中、すこし時間があったので上野のアメ横へ行ってみました。
まだ10時過ぎだったので、わりと空いてましたよ。
独りモンの私は何を買うという必要もないので早々に退散。
近くの不忍池を散策しました。
鴨たちがせわしくエサを漁っておりましたが、口に入るものは何でも食ってやろうといった感じです。
人間世界の不景気が彼らにも影響してるのでしょう。

池の中央にある弁天堂ではなんと鴨がヒョコヒョコ歩いてまして、人がいても気にしない様子。
小さな石橋の下を見たら、白鳥が頭を羽根の中に突っ込んで立ったまま寝てました。

後でハタと気づいたのですが、そういや鳥インフルエンザって渡り鳥が運んでくるんじゃなかったですか?
あ、やばいやばい、すっかり忘れてた。

2008/12/21 日曜日

侮るなかれ廉価盤

カテゴリー: cd review — eiji @ 9:35:37

12月20日、ダイエー碑文谷店7階に入っている書店『アシーネ』で、CDセットを2タイトル買いました。
いわゆる直輸入海外盤の廉価商品なのですが、これがすごい内容。

(下)『ロックン・ロール・アンソロジー』10枚組 1980円(2005年7月18日リリース)

CD1:
001 – Chuck Berry – Maybelline (Berry-Fratto-Freed) 1955
002 – Bill Haley And The Comets – Ten Little Indians (Haley) 1953
003 – Buck Griffin – Meadowlark Boogie (A.C.Griffin) 1954
004 – Bill Haley And The Comets – Chattanooga Choo-Choo (Gorden-Warren) 1954
005 – Johnny Ace & Big Mama Thornton – Yes Baby (Ace-Robey) 1955
006 – Little Jimmy Dickens – Hey Worm! (Allisson) 1955
007 – Merrill Moore – Nola (Arndt) 1954
008 – Rosemary Clooney – Come-On-A-My House (Bagdasarian-Saroyan) 1955
009 – Glenn Barber – lce Cold Water (Barber) 1954
010 – Nappy Brown – That Man (Bateman) 1955
011 – Boyd Bennett & The Rockets – My Boy Rat Top (Bennette-Young) 1955
012 – Marty Roberts – Brand New Love Affair (Graham-May) 1954
013 – Luke McDaniel – Hurt Me So (McDaniel-Brewer) 1954
014 – Bill Haley And The Comets – Straight Jacket (Haley) 1954
015 – Hardrock Gunter – I’ll Give ‘Em Rhythm (Gunter) 1955
016 – Bob Blum – Rompin’ Stompin’ Good Time (Blum) 1954
017 – The Jodimars – Well Now Dig This (Pingatore) 1955
018 – Johnny Bond – Put Me To Bed (Bond) 1950
019 – Bobby Lord – No More, No More (Boyett) 1955
020 – Roy Brown – Good Rockin’ Tonight (Brown) 1947

CD2:
021 – Tiny Bradshaw – The Train Kept-A-Rolliin’ (Bradshaw-Man-Kaye) 1953
022 – Jackie Brenston – In My Real Gone Rocket (Brenston) 1951
023 – Tommy Scott – Dig Me Little Mama (Scott) 1955
024 – Carl Smith – Back Up Buddy (Bryant) 1954
025 – Merrill Moore – Red Light (Moore) 1953
026 – Cliffie Stone – Jump Rope Boogie (Stone-Stone) 1951
027 – BiH Haley And The Comets – Shake, Rattle And Roll (Calhoun) 1955
028 – Chuck Miller – Idaho Red (Saelz-Kuzlaric-Sullivan) 1954
029 – Bob Wills – Sittin’ On The Top Of The World (Carter-Jacobs) 1953
030 – Charlie Gracie – Honey, Honey (Gracie) 1954
031 – Merrill Moore – Hard Top Race (Morgan-Stopner-Sant) 1955
032 – Eddie Cletro – Flyin’Saucer Boogie (Cletro-Sargent-Lasalle) 1952
033 – Bill Haley And The Comets – Thirteen Women (Thompson) 1954
034 – Jimmy Cavello & The House Rockers – Rock The Join (Crafton-Keane-Bagby) 1951
035 – Elvis Presley – That’s All Right (Crudup) 1954
036 – Bunny Paul – Lovey Dovey (Curtis-Huggie) 1954
037 – Paul Westmoreland – Caffeine And Nicotine (Westmoreland) 1954
038 – Hawkshaw Hawkins – Waitin’ For My Baby (Coben) 1954
039 – Harmonica Frank – The Great Medical Menagerist (Floyd) 1954
040 – Boots Gilbert – Take It Or Leave It (Brown) 1954

CD3:
041 – Bill Haley & The Comets – Rock Around The Clock (DeKnignt-Freedman) 1955
O42 – Bunny Paul – New Love (Paul) 1954
043 – Ken Davis – Shook Shake (Davis) 1955
044 – Boyd Bennett & The Rockets – You Upset Me Baby (Davis-Josea) 1955
045 – Lonnie Glosson – Pan American Boogie (Delmore) 1950
046 – Dub Dickerson – My Gal Gertie (Dickerson) 1954
047 – Charlie Gracie – Head Home Honey (Gracie) 1955
048 – Bo Diddley – Bo Diddley (Diddley) 1955
049 – Eddy Arnold – This Is The Thanks I Get (Dilbeck) 1954
050 – Curtis Gordon – Baby, Baby Me (Don Windle) 1954
051 – Merriil Moore – Sweet Jennie Lee (lnstr.) (Donaldson) 1954
052 – Jaye P.Morgan – Pepper Hot Baby (Evelyn) 1955
053 – Werly Fairburn – Prison Cell Of Love (Fairburn-Booth) 1954
054 – Terry Fell – Truck Drivin’ Man (Fell) 1954
055 – H-Bomb Ferguson – Rock H-Bomb, Rock (Ferguson) 1951
056 – Autry Inman – Uh Uh Honey (unknown) 1954
057 – Sonny Fisher – Rockin’And Rollin’ (Fisher) 1955
058 – Eddie & Chuck – Boogie The Blues (G.Henslee) 1954
059 – Sonny Fisher – Sneaky Pete (Fisher) 1955
060 – Chuck Miller – Hawk-Eye (Bryant) 1955

CD4:
061 – Elvis Presley – Blue Moon Of Kentucky (Monroe) 1954
062 – Sonny Fisher – Hey Mama (Fisher) 1955
063 – Harmonica Frank – Rockin’ Chair Daddy (Floyd) 1954
064 – Annisteen Ailen – My Baby Keeps Rolling (Glover-Weismantel) 1953
065 – Tennessee Ernie Ford – Catfish Boogie (Ford) 1953
066 – Gayle Griffith – Rockin’ And A-Knockin’ (Hagar-Richardson) 1954
067 – Sonny Dae – Rock Around The Clock (Freedman-DeKnight) 1954
068 – Ramblin Jimmy Dolan – Hot Rod Race (G.Wilson) 1950
069 – George Jones – Why Baby Why (George Jones-Darrell Edwards) 1955
070 – Eddie Fontaine – Rock Love (Glover) 1955
071 – Bunny Paul – I’m Gonna Have Some Fun (Lewis-Smith-McRae) 1954
072 – Boyd Bennett & The Rockets – Seventeen (Young-Gorman-Bennette) 1955
073 – Buck Griffin – Bawlin’ And Squallin’ (Gordon-Pecchi) 1955
074 – Bill Haley & The Comets – Sundown Boogie (Haley-Rodgers) 1954
075 – Charlie Gracie – My Baby Loves Me (Gracie) 1955
076 – Rudy Gray – There’s Gonna Be A Ball (Gray) 1954
077 – Roy Hall – See You Later Alligator (Guidry) 1955
078 – Hardrock Gunter – Gonna Dance All Night (Gunter) 1954
079 – Gayle Griffith – I’m Gonna Anchor My Heart (Hagar-Richardson) 1954
080 – Bill Haley & The Comets – Rocket 88 (Haley) 1954

CD5:
081 – Little Richard – Tutti Frutti (Labostrie-Penniman) 1955
082 – Werly Fairburn – Love Spelled Backwards Is Evol (unknown) 1954
083 – Roy Hall – Don’t Stop Now (Hall) 1955
084 – Curtis Gordon – I’d Like To Tell You (Hank Thompson) 1954
085 – Wynonie Harris – All She Wants To Do Is Rock (Harris) 1949
086 – Jimmy Heap – Go Ahead On (Heap-Harris) 1955
087 – Tennessee Ernie Ford & Betty Hutton – The Honeymoons Over (Horton-McCarthy-Meisels) 1954
088 – Leo Ogletree – Crooked Dice (J.O’Neal-J.Tyler) 1955
089 – Hank Penny – Fan lt (Jaxon) 1953
090 – Red Smith – Whoa Boy (Jefferson-McDaniel) 1954
091 – George Jones – No Money In This Deal (Jones) 1954
092 – Bill Haley & The Comets – Two Hound Dogs (Haley-Pingatore) 1955
093 – Cotton Thomson – How Long (Jordan) 1950
094 – The Collins Kids – Beetle Bug Bop (Kanyas) 1955
095 – Chuck Miller – Boogie Blues G〈rupa-Biondi) 1955
096 – Merrill Moore – Fly Right Boogie (Leland-Thomas-Moore) 1954
097 – The Crows – Gee (Levy-Davis-Norton) 1953
098 – Bunny Paul – Such A Night (Lincoln Chase) 1954
099 – Tennessee Eenie Ford – I Don’t Know (Lofton) 1953
100 – Luke McDaniel – The Automobile Song (Luke McDaniel) 1954

CD6:
101 – Elvis Presley – I Don’t Care If The Sun Don’t Shine (Mack David) 1954
102 – Milt Dickey – Checkbook Baby (M.Dickey) 1954
103 – Bunny Paul – You Came A Long Way From St.Louis (Russell-Brook) 1954
104 – Sid King & The Five Strings – Sag, Drag And Fall (Massey-Gilliland) 1955
105 – Luke McDaniel – Money Bag Woman (McDaniel) 1954
106 – Bob Blum – Thanks To You (Blum) 1954
107 – Luke McDaniel – Daddy-O Rock (McDaniel) 1955
108 – The Carlisles – Busy Body Boogie (Carrell) 1954
109 – Malcolm Yelvington – Drinkin’ Wine Spoo-Dee-0-Dee (McGhee) 1955
110 – Faye Adams – I’ll Be True To You (McLemore) 1953
111 – Bunny Paul – Honey Love (McPhatter-Gerald) 1954
112 – Frank Starr – The Dirty Bird Song (Miller-Baker) 1955
113 – Johmy Ace – How Can You Be So Mean (Ace) 1955
114 – Lattie Moore – Juke Joint Johnny (Moore) 1953
115 – Boots Gilbert – Man! Turn Me Loose (D.S.Brown-Jack Brown) 1954
116 – Merrill Moore – Ten,Ten A.M. (Moore-Ross) 1954
117 – George Jones – Play lt Cool Man (Jones) 1954
118 – Jimmie Davis – Cherokee Boogie (Mullican) 1951
119 – Charlie Gracie – Wildwood Boogie (Murray-Kuhn) 1954
120 – Lattie Moore – Pull Down The Blinds (Nash-Lamb) 1954

CD7:
121 – Carl Perkins – Gone, Gone, Gone (Perkins) 1955
122 – Billy Nelson – Pack, Shack And Stack (Nelson) 1955
123 – Eddie Fontaine – Boom-De-Dee-Boom (Otis) 1955
124 – Louis Innis & Charlie Gore – Female Hound Dog (Otis-Innis-Mann) 1953
125 – Danny Overbea – Forty Cups Of Coffee (Overbea) 1953
126 – Frank Simon – Sugar Plum Boogie (P.Stewart) 1954
127 – Pat Patrick – Hot Springs (Patrick-Otis) 1955
128 – Bunny Paul – Answer The Call (Paul) 1954
129 – Paul Westmoreland – Dig That Hot Rod (Westmoreland) 1954
130 – Hardrock Gunter – Honky Tonk Baby (Gunter) 1955
131 – Chuck Miller – House Of Blue Lights (Raye-Slacks) 1955
132 – Hank Penny – Two Timin’ Mama (Penny) 1952
133 – Earl Peterson – Boogie Blues (Peterson) 1954
134 – Bili Haley & The Comets – Happy Baby (Pingatore) 1954
135 – Hardrock Gunter – Fallen Angel (GUnter) 1954
136 – The Jodimars – Let’s All Rock Together (Pingatore-Lyttle) 1955
137 – Louis Prima – Oh Babe (Prima-Kabak) 1950
138 – Rusty Wellington – Jump Jump Honey (R & R Keefer, J.Amway) 1955
139 – Red Foley – Pinball Boogie (Raney) 1954
140 – T. Texas Tyler – Hot Rod Rag (Westmoreland) 1954

CD8:
141 – Elvis Presley – Good Rockin’ Tonight (Roy Brown) 1954
142 – Clarence Garlow – Crawfishin’ (Rene) 1953
143 – Little Jimmy Dickens – Blackeyed Joe’s (Roberts) 1954
144 – Bill Haley & The Comets – Jukebox Cannonball (Rodgers-Keefer-Barrie) 1954
145 – Merrill Moore – Snatchin’ And Grabbin’ (Rose-Scrivner) 1954
146 – Jimmy Simpson – Honky Tonk Spree (Rule-Simpson) 1954
147 – Bill Haley & The Comets – A.B.C. Boogie (Russell-Spickol) 1954
148 – Chuck Miller – Lookout Mountain (S.Lazar) 1955
149 – Wade Ray – Idaho Red (Saelz-Kuzlaric-Sullivan) 1954
150 – Tommy Scott – Cats And Dogs (Scott) 1955
151 – Bill Haley & The Comets – Crazy Man, Crazy (Haley) 1953
152 – Delmore Brothers – Freight Train Boogie (Scott-Nabor) 1946
153 – Red Foley and Roberta Lee – I Gotta Have You (Selph) 1952
154 – Skeets Mc Donald – Don’t Let The Star Get In Your Eyes (Slim Willet) 1952
155 – Danny Taylor – You Look Bad (Taylor) 1953
156 – Al Terry – Good Deal, Lucille (Terry-Therlot-Miller) 1954
157 – Merrll Moore – Doggie House Boogie (Thompson-Gray) 1954
158 – The Treniers – Oh, Look A-There Ain’t She Pretty (Todd-Lombardo) 1948
159 – Buck Griffin – it Don’t Make No Never Mind (A.C.Griffin) 1954
160 – Big Joe Turner – Feelin’ Happy (Turner) 1950

CD9:
161 – Hank Williams – Move lt On Over (Williams) 1947
162 – The Treniers – Rock-A-Beatin’ Boogie (Haley) 1954
163 – Merle Travis – Louisiana Boogie (unknown) 1954
164 – Curtis Gordon – I’d Do It For You (unknown) 1954
165 – Johnny Otis – Rock Me Baby (Otis) 1953
166 – Larry Lee – I’m Wonderin’ Now (unkmwn) 1954
167 – Bill Haley & The Comets – Dim, Dim The Lights (Ross-Dixon) 1954
168 – Luke McDanie – Honey, Won’t You Please Come Home (unknown) 1954
169 – Sonny Fisher – Rockin’ Daddy (Fisher) 1955
170 – Luke McDaniel – Crying My Heart Out For You (unknown) 1954
171 – Eddy Arnold – Hep Cat Baby (Cy Coben) 1954
172 – Dorothy Collins – My Boy Flat Top (Bennett-Young) 1954
173 – Curtis Gordon – Caffeine And Nicotine (unknown) 1954
174 – Bill Haley & The Comets – Green Tree Boogie (Haley) 1954
175 – Curtis Gordon – Divided Heart (unknown) 1954
176 – Bill Haley & The Comets – Real Rock Drive (Haley) 1952
177 – Werly Fairburn – I Feel Like Cryin’ (unknown) 1954
178 – Tommy Scott – Jumpin From Six To Six (Scott) 1955
179 – Ruth Brown – Bye Bye Young Men (unknown) 1955
180 – Priscilla Wright – Don’t Call Me (unknown) 1955

CD10:
181 – Carl Smith – Go, Boy Go (Wilson) 1954
182 – Zeb Turner – Jersey Rock (Turner) 1953
183 – Hank Penny – Flamin’ Mamie (unknown) 1941
184 – Chuck Miller – Hopahoola Boogie (Van Dyke-Black) 1954
185 – Charline Arthur – Kiss The Baby Goodnight (Welch) 1953
186 – Tennessee Ernie Ford – Shot Gun Boogie (Ford) 1950
187 – Lou Graham – Long Gone Daddy (Williams) 1952
188 – Big Maybelle – Whole Lotta Shakin’ Goin’ On (Williams-David) 1955
189 – Bill Haley & The Comets – Pat-A-Cake (Williamson-Haley) 1953
190 – Johnny Hicks – Hey Now Honey (unknown) 1954
191 – Bob Wills – Cadiilac In Model A (Wills) 1954
192 – Boyd Bennett & The Rockets – The Most (Young) 1955
193 – Bill Haley & his Comets – Rock The Joint (Crafton-Keane-Bagby) 1952
194 – Rex Zario – Go Man, Go Get Gone (Zario-Taylor-Marshall) 1954
195 – Louie Bashell – Oklahoma Boogie (Zurwick-Balogh) 1954
196 – Tennessee Ernie Ford – Blackberry Boogie (Ford) 1952
197 – Lee Bonds – Done Gone Crazy (unknown) 1954
198 – Gene Henslee – Dig’n And Datin’ (unknown) 1954
199 – Bobby Charles – Later Alligator (Guidry) 1955
200 – Speedy West – Stratosphere Boogie (Bryant) 1955

ドイツ「membran music」社の歴とした商品で、戦後のジャンプ、リズム&ブルース、ウエスタン・スイング、ロカビリー、およびそれらに影響を受けているポップ・ソングなど、ロックンロール誕生期のレアな楽曲(収録曲の約9割)+マストな楽曲(残り1割)を総ざらえした10枚組で、ちゃんとボックスに入ってます。
選曲内容は中村とうよう、鈴木啓志、日暮泰文のレベルに達していて、ロック揺籃期の溶鉱炉から流れ出たばかりの銑鉄の熱気が時を超え直(じか)に伝わってくるようです。時系列ではないにせよ曲順にもセンスが光っておりますね。
同じLPを2枚も買ってしまったメリル・E・ムーアとビル・ヘイリーを重視しているところは、私と波長が合います。ただコメッツ以前の録音もすべて「Bill Haley And The Comets」名義に統一しちゃってるのはどういうんでしょう?
思い返せば私は小学校6年から中学の3年間くらいまで、このような音楽を偏愛し、禁を犯して西方へ越境した三蔵のように追究していたわけで、あれからずいぶんと時が経ちましたが、この価格でこれだけのものが入手できるとはまるで別の惑星に来たような感じさえします。

(下)『ロックンロール・フェイヴァリッツ100 オムニバス』1050円(2006年10月24日リリース)

(DISC 01)
1 – Rock Around The Clock – Bill Halet & His Comets
2 – Good Rockin` Tonight – Elvis Presley
3 – Road Runner – Bo Diddley
4 – Blueberry Hill – Fats Domino
5 – Great Balls Of Fire – Jerry Lee Lewis
6 – Lawdy Miss Clawdy – Lloyd Price
7 – Bark Battle & Ball – The Platters
8 – Chantilly Lace – Tommy Bruce
9 – Good Timin` – Jimmy Jones
10 – Riot In Cell Block Number 9 – The Robins
11 – Maggie`s Boogie – Peppermint Harris
12 – Jump Back Honey – Ella Mae Morse
13 – Bounce – The Spaniels
14 – Jonny B Goode – Chuck Berry
15 – Charlie Brown – The Coasters
16 – Taxi Blues – Little Richard
17 – My Girl Ivy – Jimmy Witherspoon
18 – Shake That Thing – Wynonie Harris
19 – I`m Slippin` In – The Spiders
20 – Shazam – Duane Eddy
(DISC 02)
21 – I Wonder Why – The Cadillacs
22 – Sh-Boom – Crew
23 – Tutti Frutti – Little Richard
24 – Running Bears – Johnny Preston
25 – Bonny Moronie – Tommy Bruce
26 – Just Like Eddie – Heinz
27 – Move Baby Move – Billy ‘the Kid’ Emerson
28 – Rock & Roll Waltz – Kay Starr
29 – Shake It Up & Go – B.B. King Ike Turner On Piano
30 – Watcha Gonna Do – Clyde McPhatter & The Drifters
31 – Roll Baby Roll – Floyd Dixon
32 – Banjo Rock & Roll – Boyd Bennett
33 – Rocket 88 – Jackie Brenston With The Delta Cats
34 – We’re Gonna Boogie – Ivory Joe Hunter
35 – Aw-Aw Baby – Holidays
36 – Fuzzy Wuzzy Honey – Big Joe Turner
37 – The Wanderer – Bruvvers
38 – Bim Bam – Coast To Coast
39 – Roll Over Beethoven – Gerry & The Peacemakers
40 – Cole Slaw – Frank Cully
(DISC 03)
41 – Hail Hail Rock & Roll – Chuck Berry
42 – My Boy Flat Top – Boyd Bennett
43 – Singing The Blues – Guy Mitchell
44 – Shake Rattle & Roll – Billy Haley & His C Omets
45 – Whole Lotta Shakin Goin’ On – Jerry Lee Lewis
46 – Rock Rock Rock – Amos Milburn
47 – Jump Jump JUmp – The Great Gates
48 – Laundromat Blues – The 5 Royales
49 – Be Bop A Lula – The Allisons
50 – Everybody – Tommy Roe
51 – Baby Please Don’t Go – Sonny Til & The Orioles
52 – Ricochet – Teresa Brewer
53 – Cradle Of Love – Johnny Preston
54 – I Didn’t Wanna Do It – The Spiders
55 – Shake ‘em Up – The Feathers
56 – Along Came Jones – The Coasters
57 – Hurry Hurry Baby – Roy Brown
58 – Razzle Dazzle – Ella Mae Morse
59 – Shakin’ All Over – Terry Dene
60 – I’m Left You’re Right She’s Gone – Elvis Presley
(DISC 04)
61 – Money Honey – Clyde McPhatter & The Drifters
62 – Peter Gun Theme – Duane Eddy
63 – Ain’t That Shame – Fats Domino
64 – Hot Banana – Oscar McLollie
65 – Love Love Love – The Clovers
66 – Stay – Maurice Williams & The Zodiacs
67 – Ookey Ook – The Penguins
68 – A.B.C. Boogie – Bill Halet & His Comets
69 – Are You Forgetting – The Royals
70 – Mona – Bo Diddley
71 – Yak A Dak – Chuck Higgins
72 – Guitar Boogie – Arthur ‘Guitar Boogie” Smith
73 – Rockin’ At Home – Floyd Dixon
74 – Way Down Boogie – Harold Burrage
75 – Ko Ko Mo – The Crew Cuts
76 – Baby, Be Mine – Diablos
77 – Rack ‘Em Back – Bobby Mitchell & The Troppers
78 – Oobidee-Oobidee-Oo – The Harptones
79 – Long Tall Sally – Screaming Lord Sutch
80 – Ain’t Misbehavin’ – Tommy Bruce
(DISC 05)
81 – Yakety Yak – The Coasters
82 – Frankie & Johnny – Brook Benton
83 – All Nite Long – Johnny Otis & His Orchestra
84 – Ain’t Nothin’ Happenin’ – Little Richard
85 – She’s Dynamite – B.B. King
86 – Stagger Lee – Lloyd Price
87 – Blue Moon Of Kentucky – Elvis Presley
88 – Maybelline – Chuck Berry
89 – New Rebecca – Roy Brown
90 – Come Go My Bal, Louise – The Five Keys
91 – All Night – The Platters
92 – Seventeen – Boyd Bennett
93 – Drag Race – Joe Houston
94 – Boppin’ The Rock – Clifton Chenler
95 – Gonna Dance All Night – Hardrock Gunter
96 – Resurrection Shuffle – Jimmy Crawford
97 – Wake Up Little Suzy – Bruvvers
98 – Knee Deep In The Blues – Guy Mitchell
99 – Move Me – Little Ceaser
100 – Lovin’ Machine – Wynonie Harris

こちらはオランダ「Weton Wesgram」社のCD5枚組。北欧もそうですが特にオランダは今もブギやジャンプ、ロカビリーやエレキが好まれているお国柄でして、上の10枚組と同じコンセプトながら、また少し違う視点で選曲されています。
これは期待できるなと思い、さっそく聴いてみました。
と――、
1枚目の1曲目、『ロック・アラウンド・ザ・クロック』の最初のドラムの音「タタッ」の「タ」が消えてるじゃアーりませんか!? れれれのれ???
「やられたッ」
と思いましたね。
同3曲目、『ロード・ランナー』は60年代末か70年代のライブ録音(ブートレッグかしらん?)。
と、ここで私は早くもすべてを理解しました。
総体、「レコード起こし」が歴然のオリジナル音源(おそらく作り手側は初めから稀覯盤を使うつもりだったのでしょう)と、奇怪な再録盤・音質の悪いライブ音源を一緒くたに収め、その表示もしないという、廉価版にありがちな「詐欺的行為」に横溢した商品なのでした。
特にひどいのはトミー・ブルース(Tommy Bruce)の歌う『ボニー・モロニー』のグラムロック張りの絢爛たるアレンジ。なにせ彼がカバーヒットさせた『エイント・ミスビーハビン』まで再録ですから。
ほかにもジェリーとペースメーカーズ、コースト・トゥ・コースト、ブルーヴァーズ(The Bruvvers)などイギリス・ローカルスターの70年代以降に行われたと見られる50年代ロック・スタンダードの新アレンジ再録にはなんともガッカリさせられます。

それでもちょっと珍しいオリジナル音源、たとえば
Shake It Up & Go / B.B.King featureing Ike Turner on Piano
Bark, Battle & Ball / The Platters
My Girl Ivy / Jimmy Witherspoon
Shake Thet Things / Wynonie Harris
I’m Slippin’ In / The Spiders
Move Baby Move / Billy “The Kid” Emarson
We’re Gonna Boogie / Ivory Joe Hunter
Fuzzy Wuzzy Honey / Big Joe Turner
Jump Jump Jump / The Great Gates(米アラジンレーベルのグループ。ハンク・ウィリアムス「Move It Over」と似たメロが出てくる)
Hot Banana / Oscar Mclollie
Yak A Dak / Chuck Higgins
Baby, Be Mine / Diablos
なんてのも入ってるんで、まぁ仕方ないかな、と。
もし収録されてるオリジナル音源がプチプチと針音のするレコード起こしじゃなけりゃ、せめても「玉石混交」と云えてたんですけどね。
いやぁ、廉価盤「恐るべし」!

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