歌が希望だった頃を過ぎても

ウチはTOKYO MXがちゃんと映りません。東京のド真ん中なのにねぇ。
この局に、音楽CDを扱う通販番組で『音楽のある風景』というのがありまして、
これがNHKの『映像散歩』みたいなやつなんですが、
さっきたまたまそれを見てたんですよ。
いえね、CMのくせにダラダラと映像を流すパターンの番組なんで、つい見とれちゃう。
んでときどき目にするわけですが、
きょうは『昭和30年代 ~歌が希望だった時代~』という商品(CD5枚組)の宣伝だったんです。
収録曲をBGMに当時のモノクロ映像が流されましてナレーションがたまに入るという、お決まりのパターンです。
それで見てましたら、モノクロ映像ばかりだったのが、最後に急にカラーの現代に戻りまして、やがて現代の音を押しやるように「夢であいましょう」が流れる。
そしてNA――
「豊かになった私たちが、繁栄とひきかえに失ってしまった多くのこと。
かつて、貧しかったけれども夢があった時代がありました。辛かったけれども、今よりたくさん笑った時代がありました。格好悪かったけれども、人が人に優しい時代がありました。そして歌が希望を歌った時代がありました。
もう、あまりにも多くの歳月が流れてしまい、二度とあのころへ帰ることは出来ません。
おやすみなさい。夢でお逢いしましょう」

それを見ていた私の頬を、突如はらはらと涙がつたい落ちました。
私は不覚にも泣いてしまった。
あゝ、、、あゝ、さうだよ、泪があった、笑いがあった、、、
今となってはすべてが美しく、また、愛おしい、、、
まう夢の中でしか、あの時代には戻れないのだ、往時渺茫、故旧忘れ得べき、覆水盆に返らず、、、

選曲的にはまず異論のないところで、事情があったのでしょうが、オリジナルテイクに混じって、今となっては却って珍しい(かもしれない)1969年バージョンの「チャンチキおけさ」、1980年バージョンの「東京五輪音頭」が収められているようです。オールディーズのCDでビル・ヘイリーのワーナー録音が入ってるようなもんですかねー。

UMダイレクト:音楽のある風景:昭和30年代~歌が希望だった時代~
http://www.um3.jp/30/

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