ジャズ版『10番街の殺人』

 アニタ・オデイさん(米ジャズ歌手)AP通信によると、ロサンゼルスの病院で23日、死去。87歳。肺炎で入院中だった。
 独学でプロ歌手の道に入り、巧みな即興を交えた歌唱力で40―50年代にジャズ歌手の第一人者となった。「スイート・ジョージア・ブラウン」「ハニーサックル・ローズ」などが代表曲。長年、麻薬、アルコール依存症に苦しんだが克服、晩年までロサンゼルスのジャズクラブなどで歌った。

http://www.nikkei.co.jp/news/okuyami/20061124AS5C2400F24112006.html

ジャンプブルース、R&B的なフィーリングを感じさせながらも、ジャズ、ポピュラーミュージックの範疇にとどまった人でした。
のちにベンチャーズでヒットする『10番街の殺人』をジャズで歌ってたりします。

(上)Verve(ヴァーヴ)V-8572 LP『INCOMPARABLE! ANITA O’DAY』(アメリカ盤)

(上)CBS・ソニー LP『アニタ・シングス・ウィズ・ジーン・クルーパ』

『10番街の殺人』はLP『INCOMPARABLE!』(1960年8月12日リリース)に収録されています。かなり長いバージョンで聴きごたえ十分です。
『ウィズ・ジーン・クルーパ』のほうはジャンプ風な曲が多く、ジャズ・ファンからは敬遠されるかも。

Stanley Black – Slaughter on Tenth Avenue
The London Festival Orchestra conducted by Stanley Black.

ちなみに『急がば廻れ(Walk Don’t Run)』は役者で歌手でもあったトミー・レオネッティ(Tommy Leonetti)のボーカル・バージョンもありますが、元々はジャズのジョニー・スミスが1955年に発表した楽曲です。

Johnny Smith – Walk, Don’t Run!
From the “Walk, Don’t Run!” album (1954)
1. Walk, Don’t Run! (Johnny Smith)
2. Loverman (Davis – Ramirez – Sherman)
3. ‘S Wonderful (Gershwin – Gershwin)
4. Lullaby of Birdland (Shearing)
Johnny Smith – guitar (with second part overdubbed on “Lullaby of Birdland”)
Perry Lopez – rythm guitar
Arnold Fishkin – bass
Don Lamond – drums

 ピエール・ドラノエさん(フランスの作詞家)が27日未明、心臓発作で死去、88歳。50年代から90年代にかけ、ジルベール・ベコーやミシェル・サルドーら人気歌手に約5000曲を提供。「ナタリー」(ベコー)、英語詞をもとにした「オー・シャンゼリゼ」(ジョー・ダサンら)、日本では「Mr.サマータイム」の名で知られる「美しい物語」(ミシェル・フュガン)など多くのヒットを生んだ。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1228/001.html

(上左)CD『Fais comme l’oiseau / MICHEL FUGAIN ET LE BIG BAZAR』(輸入盤)
(上右)サーカス『Mr.サマータイム』1978年

ミシェル・フュガンの『美しい物語』(UNE BELLE HISTOIRE)とカバーの『Mr.サマータイム』の聴き比べなんざ乙なもんです。

Lakis Tzorntanelli – ΜΙΑ ΟΜΟΡΦΗ ΙΣΤΟΡΙΑ(Mia Omorfi Istoria)
ギリシャ語カバー。タイトルは「美しい物語」の意。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">