2006/12/29 金曜日

ジャズ版『十番街の殺人』

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 16:12:52

 アニタ・オデイさん(米ジャズ歌手)AP通信によると、ロサンゼルスの病院で23日、死去。87歳。肺炎で入院中だった。
 独学でプロ歌手の道に入り、巧みな即興を交えた歌唱力で40―50年代にジャズ歌手の第一人者となった。「スイート・ジョージア・ブラウン」「ハニーサックル・ローズ」などが代表曲。長年、麻薬、アルコール依存症に苦しんだが克服、晩年までロサンゼルスのジャズクラブなどで歌った。

http://www.nikkei.co.jp/news/okuyami/20061124AS5C2400F24112006.html

ジャンプブルース、R&B的なフィーリングを感じさせながらも、ジャズ、ポピュラーミュージックの範疇にとどまった人でした。
のちにベンチャーズでヒットする『十番街の殺人』をジャズで歌ってたりします。

LP『INCOMPARABLE! ANITA O’DAY』アニタ・オデイ

(上)Verve(ヴァーヴ)V-8572 LP『INCOMPARABLE! ANITA O’DAY』(アメリカ盤)

LP『アニタ・シングス・ウィズ・ジーン・クルーパ』アニタ・オデイ

(上)CBS・ソニー LP『アニタ・シングス・ウィズ・ジーン・クルーパ』

『十番街の殺人』はLP『INCOMPARABLE!』(1960年8月12日リリース)に収録されています。かなり長いバージョンで聴きごたえ十分です。
『ウィズ・ジーン・クルーパ』のほうはジャンプ風な曲が多く、ジャズ・ファンからは敬遠されるかも。

 ピエール・ドラノエさん(フランスの作詞家)が27日未明、心臓発作で死去、88歳。50年代から90年代にかけ、ジルベール・ベコーやミシェル・サルドーら人気歌手に約5000曲を提供。「ナタリー」(ベコー)、英語詞をもとにした「オー・シャンゼリゼ」(ジョー・ダサンら)、日本では「Mr.サマータイム」の名で知られる「美しい物語」(ミシェル・フュガン)など多くのヒットを生んだ。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1228/001.html

CD「Fais comme l'oiseau」MICHEL FUGAIN ET LE BIG BAZARシングル「Mr.サマータイム」サーカス

(上左)CD『Fais comme l’oiseau / MICHEL FUGAIN ET LE BIG BAZAR』(輸入盤)
(上右)サーカス『Mr.サマータイム』1978年

ミシェル・フュガンの『美しい物語』(UNE BELLE HISTOIRE)とカバーの『Mr.サマータイム』の聴き比べなんざ乙なもんです。

2006/12/27 水曜日

氷川丸とマリンタワー

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 12:22:51

 ミナト横浜のシンボルとして親しまれてきた「氷川丸」と「マリンタワー」が25日、営業を終了し、1961年の公開から45年間の歴史にいったん幕を閉じた。クリスマスと重なった最終日、両施設には平日にもかかわらず計約1万3000人が詰め掛けた。
(中略)
運営してきた「氷川丸マリンタワー」(年内で解散)は氷川丸を日本郵船に、マリンタワーを横浜市に譲渡する。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/12/26/01.html

子供のころ学校の社会科見学で氷川丸に行ったことがありました。
そのときマリンタワーにのぼったかどうか、まったく記憶にありません。

基本的に、港町は好きなんですよ。
汽笛というか、霧笛というか、あの音、
カモメの啼き声、エンジン音、波の音、
そして潮の香り、、、
――いいですね。

2006/12/25 月曜日

NYのフリマで

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 20:54:30

なんと20万倍!87円のレコード→1800万円で落札
 ニューヨークのフリーマーケットで75セント(約87円)で購入したLPレコードが、ネットオークションで約20万倍の約15万5000ドル(約1800万円)で落札され、米国で話題を呼んでいる。
 AP通信などによると、このLPは、米ロック歌手ルー・リードが結成したバンドのデビュー・アルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」(1967年)のテスト段階のレコード(アセテート盤)。
 出品者は、カナダ・モントリオール在住のレコード収集家ウォーレン・ヒルさん。4年前、ニューヨークのフリーマーケットでこのLPを75セントで買った。これを米オレゴン州でレコード店を経営する友人に見てもらったところ、市販のLPと収録曲の曲順やアレンジが異なっており、66年4月にニューヨークのスタジオで作られた“テスト盤”で2枚しか現存しないことが分かったという。
 このため、先月28日に世界最大のネット・オークションeBayに出品したところ、大変な入札合戦の末、15万5401ドルで落札された。落札者がどういう人物かは分かっていないという。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/other/32807/

60年代に展開したロックの、ガレージ的到達点といえるヴェルヴェット・アンダーグラウンド。
それくらい金を出しても惜しくないという人がいても不思議ではありません。

話は違いますがね、12月18日にテレ朝系で放送された『ちい散歩「家政婦は見たの舞台…下高井戸で昭和発見」』で、元スパイダースのドラマーだった前田富雄が経営する店が出てきました。元気そうで何よりです。

たった今、テレビでジェームス・ブラウン死去のニュースをやってました。

◇    ◇    ◇

追加記事

ジェームス・ブラウンさんの遺体が10日、家族や近親者に見守られて埋葬された。教会関係者が声明で発表した。ソウル界のゴッドファーザーとして名を馳せたブラウンさんは、昨年12月25日にジョージア州アトランタで亡くなった。73歳だった。
 ブラウンさんの友人で今回の埋葬を執り行ったシャープトン牧師の教会によると、今回の埋葬は暫定的な場所ということで、最終的に埋葬される場所はまだ明らかになっていない。
 地元メディアは、ブラウンさんの遺体は、彼の娘の1人が住むサウスカロライナ州のビーチアイランドに安置されたと報じた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070311-00000599-reu-ent

これまで冷蔵されてたんでしょうかね。
(2007年3月11日)

2006/12/21 木曜日

老いも若きも

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 20:07:17

 個性派女優で、随筆家、童話作家でも知られる岸田今日子(きしだ・きょうこ)さんが、17日午後3時33分、脳腫瘍(しゅよう)による呼吸不全のため亡くなった。76歳。
 葬儀は近親者のみで行った。後日お別れの会を開く。
 作家、岸田國士(くにお)の二女として東京に生まれ、1949年に自由学園を卒業。舞台美術家を志して文学座に入るが、翌年「キティ颱風(たいふう)」で女優デビューした。三島由紀夫作「薔薇(ばら)と海賊」、三島演出の「サロメ」などで鋭い感性と存在感を発揮し、地歩を固めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000511-yom-soci

 放送作家、タレントとして高度成長期のお茶の間の人気を集める一方、95年の東京都知事選で無党派旋風を巻き起こすなど政治家としても活躍した前同知事、青島幸男(あおしま・ゆきお)さんが20日午前、骨髄異形成症候群のため東京都内の病院で亡くなった。74歳だった。葬儀は未定。自宅は非公表。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000070-mai-peo

シングル「青島だァーー」青島幸男シングル「そろりと参ろう」青島幸男

(写真上左)1963年12月発売 シングル盤『青島だァー』
(写真上右)1964年1月発売 シングル盤『そろりと参ろう』
ともにクラウンレコード。

さて12月20日は、ビッグネーム2人と、カンニング中島(なかしま)の訃報が駆け巡りました。
老人2人は天寿を全うしたといっていいくらいの年齢。
中島忠幸は33歳。妻子がいたそうですから、定めし“無念の早世”でありましたろう。

岸田今日子と従兄弟(いとこ)の岸田森。独特のムードでしたね。
私は舞台は見ておりません。
映画では『秋刀魚の味』(1962年)、『女のつり橋』(1961年)、『卍(まんじ)』(1964年)、『砂の女』(1964年)、『戦争と人間』(1970年)の演技が特に印象に残ってます。それから「大奥では…」というナレーション。

青島幸男は、魑魅魍魎が支配する東京伏魔殿で生命力をすべて吸い取られた観がありました。
議会運営でことごとく反対され、苛め抜かれて、にっちもさっちも行かなくなり、ついに白旗を上げざるを得なかった。
一代の風雲児もさすがに魔軍には敗れたということでしょう。

2006/12/19 火曜日

トムとジェリー

カテゴリー: broadside ballad — eiji @ 21:59:46

 米アニメ作家ジョゼフ・バーベラ氏が18日、米ロサンゼルス近郊の自宅で死去した。
 95歳。老衰とみられる。
 1937年に映画会社MGMに入社。5年前に亡くなったウィリアム・ハンナ氏と、ネコとネズミのコンビを描いた人気アニメ「トムとジェリー」シリーズを共同製作、アカデミー賞を7回受賞した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000505-yom-ent

アメリカTVアニメ界の一大勢力だったハンナ・バーベラ・プロの創立者。
個人的には『珍犬ハックル』『クマゴロー』『原始家族フリントストーン』『宇宙家族ジェットソン』『スーパースリー』『大魔王シャザーン』『チキチキマシン猛レース』『スカイキッドブラック魔王』が強く印象に残ってます。
『トムとジェリー』は、戦前から続くリアルな動きのアニメと、TV向けにコマを省略したその後のアニメの、ちょうど中間に当たる作り。
弱者が強者をやっつけるパターンは痛快ではあるのですが、毎度のことなので、私はすぐに厭きちゃいました。
むしろ強者はつねに弱者を狙っているという殺伐たる現実を子供たちに教えた点で意義深いアニメだったように今は思いますよ。

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