

あなたは『トンデヘレヘレ』という喫茶店を知っていますか?
1970年代の終わり頃、高田馬場にあった小さなお店です。
私は当時、深沢七郎の『東京のプリンスたち』を8ミリで撮っていて、その店をロケセットに使わせてもらったことがありました。撮影中、照明の熱で紙が焼け、天井が少し焦げたのですが、温厚なマスターは怒った顔もみせず、特別出演で芝居までしてくれたのです。翌日行くとすでに白ペンキで修正してあり、本当はすごく気にしていたんだなと申し訳ない気持ちでいっぱいになったことが、今も思い出されます。出演者の中にはその後CMにピンで出る者もいましたが、現在は個々の道を歩んでいるようです。かつてその店のあった一郭は巨大なビル街に様がわりし、今では偲ぶ縁(よすが)すらありません。
懐かしいです、私が浪人時代でしたから、1976年です。
マスターと仲良くなり、生まれて初めてのバイトもここです。
チラシ配りをしました。
今はないですが、このオーナーはどこかで店やってるのですかね?
もしご存知ならお知らせ下さい。
初めまして。このブログの筆者 菅佐原英二(すがさわら・えいじ)と申します。
残念なことに『トンデヘレヘレ』の経営者(マスター)だった山本さんは1年半の闘病の末、平成元年にお亡くなりになりました。
享年41才。あまりにも若い死でした。
お店が続いた期間は7年。
マスターの人生の約6分の1が『トンデヘレヘレ』だったということですね。
その後、奥様は 原宿で『1910FRUITGUM CO.』というオリジナルグッズの店をなさっていたそうです。
すべては時の奔流にのみ込まれ記憶の彼方ですが、
私はたぶん自分が死ぬ瞬間まで、ディオンのようにカッコいいマスターの あの笑顔と、『トンデヘレヘレ』のことを 忘れないでしょう。
改めて、
『トンデヘレヘレ』よ、ありがとう!